先日、京都へ行って山鉾巡行を見てきました。
梅雨明けの日と重なり、20万人の人出だったとか。
大変暑い日となりました。
源氏物語には葵祭はあっても、
祇園祭の事があまり出ていないように思います。
若い女子の着崩れた浴衣姿より、
意外に外国の方の方が似合っていたような・・(笑)
日本人は茶髪も多くなったので、あまり変わらない?
それも若い男子が似合っていました~侍のイメージなのでしょうか?
暑さの中、鴨川はそんな外国の方々が歩いていました。
写真には写っていませんが。
数日前は、豪雨だったので、水量はいつもより多い日でした。
お天気の中、無事に巡行が終わって良かったです。
川床はあまりの暑さに、夕方のみの営業だそうです。
暑さに氷が恋しい時期となりました。
千年も昔から京都にもあった氷。
枕草子だったでしょうか、氷室の氷を
あまづらをかけて食べる様子が載っていましたね。
源氏物語にも、夏の風景描写はあります。
宇治十帖では
女一ノ宮の女房達が氷を割って騒いでいる場面があります。
そしてそれを薫が覗き見しています。
女房達の着物も薄物で透けています。
だらしない着方もあり、
またたしなみのある着方は誰かと思うと、
普段薫が目にかけている女房でした。
後に薫は、妻となった女二の宮に、
この場面と同じ薄物の着物を着せてみますが、
姉妹とはいえ、女二の宮は母が低い身分。
女一宮に似てないことにガッカリするのでした。
女一ノ宮に憧れている薫は策士になります。
女二の宮に、臣下に結婚したからといって疎遠になってはいけないと、手紙を出させ、
女一ノ宮の手紙を手に入れます。そしてその筆跡を見て喜んでいます。
本当の父である柏木が、
帝からあの唐猫を手に入れる策略に何だか
似ているように思いました。