源氏物語と共に

源氏物語関連

2010-07-22 16:25:03 | その他
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先日、京都へ行って山鉾巡行を見てきました。

梅雨明けの日と重なり、20万人の人出だったとか。
大変暑い日となりました。

源氏物語には葵祭はあっても、
祇園祭の事があまり出ていないように思います。

若い女子の着崩れた浴衣姿より、
意外に外国の方の方が似合っていたような・・(笑)
日本人は茶髪も多くなったので、あまり変わらない?
それも若い男子が似合っていました~侍のイメージなのでしょうか?
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暑さの中、鴨川はそんな外国の方々が歩いていました。
写真には写っていませんが。
数日前は、豪雨だったので、水量はいつもより多い日でした。
お天気の中、無事に巡行が終わって良かったです。
川床はあまりの暑さに、夕方のみの営業だそうです。

暑さに氷が恋しい時期となりました。

千年も昔から京都にもあった氷。
枕草子だったでしょうか、氷室の氷を
あまづらをかけて食べる様子が載っていましたね。

源氏物語にも、夏の風景描写はあります。

宇治十帖では
女一ノ宮の女房達が氷を割って騒いでいる場面があります。
そしてそれを薫が覗き見しています。

女房達の着物も薄物で透けています。
だらしない着方もあり、
またたしなみのある着方は誰かと思うと、
普段薫が目にかけている女房でした。

後に薫は、妻となった女二の宮に、
この場面と同じ薄物の着物を着せてみますが、
姉妹とはいえ、女二の宮は母が低い身分。
女一宮に似てないことにガッカリするのでした。

女一ノ宮に憧れている薫は策士になります。
女二の宮に、臣下に結婚したからといって疎遠になってはいけないと、手紙を出させ、
女一ノ宮の手紙を手に入れます。そしてその筆跡を見て喜んでいます。

本当の父である柏木が、
帝からあの唐猫を手に入れる策略に何だか
似ているように思いました。

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コメント
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