ELKのティータイム

子育ても終わり、のんびり普通に過ごす私のつぶやきです

いじめと学校と家庭と…

2010-11-09 15:26:51 | がんばれ!PTA
このニュースを聞き、様々なことを感じた。

学校側、いじめ認め謝罪 全校調査で判明 群馬小6自殺
                          2010年11月9日(火)00:02 asahi.com
 群馬県桐生市の市立小学校6年、上村明子さん(当時12)が10月23日に自宅で自殺した問題で、学校側は8日に記者会見を開き、学校で明子さんへのいじめがあったことを認めた。市教育委員会は再発防止策を明らかにした。学校の校長らは明子さんの両親に謝罪。だが、いじめと自殺との因果関係は認めず、「なぜ認めてくれないのか」と、両親はいっそう不信感を募らせた。
 明子さんの両親は「自殺の原因はいじめだ」と訴えていたが、学校側はこれまで「学級内の人間関係に問題はあったが、いじめがあったとは認識していない」と記者会見などで説明していた。



なぜ、この少女は死ななければいけなかったのか…


いじめは、訳のわからない理由から始まる。
それは、本当に些細なこと。
以前は、子供たちはわからないようにしていた。

でも、今回のいじめは、大人の目にもわかるものばかり。
そして、少女はSOSをきちんと発していた。

なのに、なぜ?死を選ばなくちゃいけなかったのか?


当初の対応を見ていれば、学校側は保身を優先させていた。
少なくても、担任は実情を知っていたはずなのに…
いじめを見てみぬふりしていたんだ。

父親も学校の対応に不信を抱いていたのなら、子供を守ることを最優先させることもできただろう。
学校から引き離すのも、一つの方法として考えられるんだ。
命に代えられるものなんてないんだから…

そして、少女も死を選ぶ前に、ギリギリのSOSを発信させて欲しかった。


いじめられた子供は、「親に心配を掛けたくない」って言うけれど、心配掛けていいんだよ。
言葉もなく、急に目の前から居なくなる…
それって、どんな心配よりも辛く苦しいんだ。



隣市で中学生が、いじめ自殺したことがあった。
当時、PTAの母親委員会で活動していた。

何か悶々とした物を抱えた委員たちが、考えた事は保護者へメッセージを伝えよう!と言うことだった。

子どもの“心の声”を聴いていますか?

❤ 子どもを甘えさせてあげていますか?
  甘やかすのではなく、ほっとする「安心基地に」
❤ 子どもの前で虚勢を張っていませんか?
  親のありのままの姿を、さらけ出すことも大事です。
❤ 子どもの機嫌ばかりうかがっていませんか?
  毅然とした態度で、言うべきことはしっかりと。
❤ 子どもと同じ目線で語り合っていますか?
  見えなかったもの…、見えてくるはずです。
❤ 子どもを、体(・)で、心(・)で、抱きしめていますか?
  どんなに大切な存在かを本気で伝えていますか?
❤ 我が子が生まれたときの感動を忘れていませんか?
  お子さんが、小さかったときのアルバムを開いてみてください。

こんな混沌とした世界の中で
親子が生まれ合わせた“奇跡”を、もう一度確かめてみて・・・
子どもを守れるのは私たち自身だと
もう一度、その温かな“自信”を呼び覚まして・・・


このメッセージが、どれだけの人に届いたかはわからない。
これで、何かが変わったかもわからない。
でも、私たち大人が、きちんと子供のSOSを受け止めてあげられなければならない。

でも、PTAって、お互いに何かを気づき会う場所でもあるんだ。
親の学びが、子供たちの環境にプラスにしていく…
これが、PTAの基本的な考え方だと思う。



私も、子供の後輩が自殺して亡くなっている。
もう、3年以上経っているけれど、未だに辛い。
一緒に野球をしていた姿が、今も思い出されて…
そんな辛い思いは、して欲しくないから…



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