乳がん闘病記 その４１

１日は、診察日でした。
血液検査も尿検査も問題なし。
今まで、好中球が少ないって書いてたけれど、リンパ球の間違いでした。

今月は、３ヶ月に１度の触診の日でした。
と言っても、３ヶ月に１回の触診の記憶がないんですけれどね。
私は、手術痕を見ているのだと思ったら、しこりを探していました。
もう、再発の可能性アリなんですね。
普段は、お風呂上りに保湿をしながら、左胸のしこりを探しています。
考えたら、右にできた癌なんだから、右に再発するんですよね。
本当に肋骨に皮がついたような胸だから、できるイメージはなかったんです。
もちろん左胸にも、他のところにもできるんだけれど・・・

結果に問題はないけれど、やはり採血は大変でした。
左の手の甲から採り始めたけれど、激痛。
深呼吸しても何をしても痛いし、指先が痺れてきて・・・
刺し直し。
２回目で無事に採取できました。
最近、針がコワイです。

暑さも落ち着いてきたので、動きやすくなりました。
でもね、まだ疲れやすいかな。
それでも、少しずつ動けるようになってきたと思います。
体力や筋力を取り戻すには、時間と努力が必要なようです。
お腹の脂肪も、努力が必要なようです。

足の痺れ、少しよくなった気がします。
靴下を履いていられるようになりました。
手の指先のほんのりした痺れも、残ってます。
舌の荒れも、口の中の渇きも、相変わらずです。

それでも、少しずつ気持ちは前向きに変わってます。
仕事も以前のようにタフに動き回れるような気になって・・・
でも、やっちゃうとダメージが大きい。
髪の毛も伸びても、やはり帽子無しでは動けない。
胸の補正も、少しずつ納得できるようになって・・・
こう言うことが、良い風に向けてくれているのかな。


この病気になって、癌ってすご～く身近になりました。
私の周り、癌患者ばっかり。
以前は、気が付かなかっただけなのかもしれませんが・・・
兄弟ふたりが、半年のうちに胃がんが見つかるとか、夫婦間でも同じような話を聞きます。
冗談でしょ？って言いたくなることも、多々あります。
友人と『何で見つからなかったのかな～』って言うんだけれど、初期のうちに見つかれば本当に楽です。
こんなに辛い想いをしなくてもいいし・・・
検診受けましょ！
そして、１００万円の貯蓄か、がん保険に入りましょう。

乳がん闘病記 その４０

３日は、診察日でした。
尿と血液の検査です。
『この結果を見て、病人だとは思わないね。』と主治医から・・・
特に問題なし。
ただ、好中球は低いですけれどね。

針を刺すのは、採血だけって気楽に行ったけれどキツカッタ。
一カ所目は、試験管１本分しか採れなかった。
次のところは、血管には入ったものの数滴しま採れず・・・
ダメなので、お湯で手を温めてからチャレンジ。
やっと採れましたが、もうぐりぐりと・・・痛かった。

主治医から、あとは血液検査と尿検査になるから楽になりますよだって。
そこが大変なのよ。
今回の採血は、２０分以上掛かりましたから・・・
月一の検査、次は１０月です。

その後、放射線科の診察。
こちらも、問題なし。
まだ、いろいろな副作用の可能性もあるみたいです。
こちらも、１年は診察。
次は１２月の予定です。


抗がん剤が終わって感じたこと。
月の半分ぐらいは瞼が腫れていたのに、腫れなくなった。
あとは、蚊に刺された。
治療中は、蚊に刺されなかったのにね。
抗がん剤で血が不味かったのかしら？って、そう言う話はあるみたいです。

そして、最近のダメダメなこと。
足の痺れが嫌で、家に入ると靴下を脱いじゃう。
その脱いだ靴下を、ぽいぽいと放置。それは、ダメよね。
手指の痺れは、ほんのり残ってます。生活には影響ないです。
足指の痺れは、相変わらず。でも、少しは楽になった気がします。
舌のびりびりした感じは、相変わらず。
こんな感じです。


やっぱり、暑さには弱いです。
ゴロゴロすることも多いです。
めまいもあるので、ストレスが少なくなるように気を付けてます。

術後の治療中、予診室の看護師さんから『普段の生活に戻れますよ』って言われたことがあって。
そうか、元の生活に戻れるのか・・・って。
でも、体は怠いし、思ったようにはいきません。
よく考えたら、私は治療中から今までの生活していたんだって気が付きました。
家事をして、仕事をして、パンも焼いて・・・
辛い時は、ゴロゴロして・・・
そう、生活のリズムが戻るってこと。
体力や筋力は戻らない。
だから、いつも通りにいかない。
そういうことに気が付いたのは、真夏でした。
無理やり、元通りにしようとしていたから、余計にキツカッタのよ。
涼しくなってきたら、少しずつ体力つけていかないと・・・

乳がん闘病記 その３９

最後の抗がん剤治療から、約３週間。
何も変わりなく、過ごしています。

暑さと闘いながら仕事をして、胃の調子はイマイチ・・・
足の痺れも変わらず。
舌の荒れも相変わらず。
つまり治療が終わっても、急激に良くなるわけではないです。

抗がん剤の副作用って思いつくのは、吐き気とか脱毛。
こういったものは、副作用のある薬が終われば自然と戻っていきます。
私に残った副作用は、蓄積されるものだから時間が必要なんでしょう。

ただね、髪の毛は生え始めてから半年以上経って、それなりに伸びてきました。
ただ、前髪が伸びない。
細くてコシがない。
訳の分からない癖がある。
ストレートの黒髪、一体どこに行ったのか・・・
鏡で見ていると、自分らしくなくって・・・
洗顔の時に髪を上げると、元の自分に戻って気がします。

テレビＣＭで、何もかも無くしたって言ってる。
だけれど、私の無くしたものは、右の胸だけかな～。
仕事も続けているしね。
ただ、転職はできなくなったかな。
６０歳過ぎの癌サバイバーを雇用しようとは、思わないでしょ。
なので、今の仕事を続けるしかないかな～。

主治医が、診察の時に『きれいに無くなっちゃったよね』って。
想定より結果がよかったみたいです。
『私の体、素直なんですね』って。
ま～、まだまだ経過観察の身ですから、無理なく頑張るっきゃないです。

乳がん闘病記 その３８

今週の火曜日、最後の抗がん剤治療でした。
キイトルーダ　点滴投与

今回も、無事に治療できました。
採血も点滴も１回で入りました。
これで、予診もなくなります。
何もわからなくて不安な時、色々な話を聞いてくれて教えてくれて・・・
あの予診が無かったら、こんな感じでの治療はできなかったかもしれません。
通院治療室の看護師のみなさんにも、お世話になって・・・
もう、会いに行けないんだな～って。
また会いうことがあっては、いけないんだよね。
でも、本当に感謝です。

これで、２年間の月一の尿と血液検査で経過観察です。
キイトルーダの副作用、いつでるかわからないそうで、経過観察後も注意が必要なようです。


最近、起き上がると胸が痛い。
『通常に戻ったんだよ』って言われたけれど、痛い。
経験者の方に聞いたら、元に戻る為に何かが起こってるんだよって。
確かに寝方も、自由に動くようになってるし・・・
付き合っていくしかない痛みなのかな～。
ごっそり取っちゃったんだし、仕方ないよな～。

痺れも、中々厳しいです。
できれば、靴下も履きたくないんだけれど、エアコンの効いた部屋では足が冷えちゃって・・・
舌の荒れも治りません。
口内炎には、口の中を乾かさない方がいいらしい。

前髪は、中々伸びてきません。
でも、ウイッグは暑くて、面倒くさくて・・・
つばの付いたニット帽で誤魔化しています。
髪質は、本当に戻らない。
抗がん剤で脱毛した時のコシのない細い感じです。
訳のわからない癖も出ているし・・・
なので白髪染も、もう少し我慢です。
帽子無しで生活できるまでは、かなり時間が掛かりそうです。

最近、体のラインがわかるような恰好をしました。
しっかり補正していれば、何とかOKかな。
背中のはみ肉は目立たないけれど、お腹の出っ張りは気になります。
このお盆休みは、偽物のおっぱいを作ります。

そして体力の落ちた私は、この暑さに勝てません。
主治医に話したら、今までとは違う暑さだから、勝てなくて仕方ないって。
自分の体と相談しながら、無理なくがんばろうと思います。

乳がん闘病記 その３７

来週は、最後の抗がん剤治療です。
特に大きな問題もなく、生活ができています。

最近、起き上がると両腕が痺れていたりします。
これが、胸との関係はわかりません。
指先の痺れも、微かに残っています。
足指は、相変わらず痺れています。
冷房の効いた部屋で、足の温かさがわかりません。
つまずくのも、相変わらず。

舌の荒れている感じも、相変わらず。
痛かったり沁みたりもするけれど、何ともない時もあるし・・・
よくわかりません。

この半月、めまいと闘ってます。
良性発作性頭位めまい症なので、ぐるんぐるん回転しちゃいます。
めまいが起きないように、ふわふわの座布団とまくらで２０センチぐらい高くしているのですが、寝方が悪いのか胸から脇にかけて痛みが出ています。
手術した右側を下にして寝ていることもあるので、それも原因なのかしら？
何か変化があれば、心配になっちゃうんですよね。


今、友人はHER2陽性乳がんの治療中。
抗がん剤が違うだけで、副作用もずいぶん違うんですね。
人に寄っても違うのはわかっているけれど、やっぱり辛いだろうな～。
あと２回で終われば、術後のハーセプチンだけになるみたい。

そして、私を坊主にしてくれた友人のお母さんも乳がん。
手術前に激励にと思って、顔を見に行ったら・・・
当初はHER２は陰性だったのに、陽性に訂正されていた。
８５歳の高齢だから、抗がん剤治療はしない方向だったのに、術後に抗がん剤治療をすることになったらしい。
悪い方向に変わっていくのは、とってもツライな～。
長い治療になるから、残りの人生は共に生きている感じなのかな～。