高校授業料無償化… それでいいんですか?でも書いたけれど、まだまだスッキリしない。
公立は授業料徴収せず 高校無償化、私立は上乗せ6万円~12万円(日経ネットより)
文部科学省は23日、2010年度から始める高校の無償化予算として3933億円を同年度予算に計上すると発表した。公立高校の授業料は徴収せず、国と地方自治体が負担する。私立高校では生徒1人あたり年額約12万円の就学支援金を学校に支給。世帯収入が350万円未満の生徒は約6万~12万円の間で上乗せする。
財源は4243億円。3933億円を10年度予算で計上し、残りは現在授業料減免などに充てられている地方交付税310億円の転用を地方自治体に要請する方針。無償化の仕組みは、公立高校については授業料相当額を国が負担し、都道府県に支出することで生徒から授業料自体を徴収しない形。
私立高校の場合は、生徒が高校に申請し、国から都道府県を通じて高校に支払われることで支援金相当額が授業料から減額される。支援金は生徒1人あたり約11万8800円。世帯年収によって上積みされ、年収250万円未満の世帯は23万7600円、年収250万円以上350万円未満の世帯は17万8200円となる。国立高校や高等専門学校、専修学校なども支援金の対象になるという。(23日 20:41)
これって、決定したの?
予算を計上するってことは、今回の通常国会で予算が可決して始めてOKってことだよね。
減免分の地方交付税も転用されるのもしらなかったわ。
正式に決まっていないと言うことは、県からの通達も学校側にはない。
そうすれば、保護者宛の通達もない。
入試前だけれども、入学許可候補者への提出書類等は1つ冊子にして配布している。
印刷所への入稿は、1月末。
それに合わせて準備を進めているのに、どうするのだろう?
でも…
この処置が、全ての方に恩恵をもたらす訳ではない。
徴収金の滞納、生徒にバイト勧めて回収 鳥取の県立高校(朝日新聞) - goo ニュース
鳥取県の県立高校が、当時在学していた2年生の女子生徒の通帳とキャッシュカードを半年間預かり、振り込まれたアルバイト代を引き出して、教材や修学旅行などの費用にする「学校徴収金」に充てていたことが分かった。徴収金の滞納が続いたため、学校側が保護者に提案していた。同校の校長は「不用意だった」と釈明。女子生徒はその後退学している。
元生徒の父母や学校側の説明によると、元生徒は両親ときょうだい4人の7人暮らし。主に父親が夜間警備の仕事で得る毎月約11万円で生活しているという。
一人親家庭や、低収入によって、進学が困難な家庭はたくさんある。
授業料の無償化は、ただで入学できるということではない。
PTA会費・後援会費・生徒会費・教材費・修学旅行費etc...
次男の学校では、授業料減免者にはPTA会費と後援会費を減免してきた。
これが、授業料が無償化になることにより、減免することができなくなる。
(対象者を審査する機関がなくなってしまう)
約3万円が負担増になる。
この3万円、大した金額ではない…
そう思っていた。けれども、そうではない。
母子家庭の大黒柱のお母さんが、正社員ではないことが少なくないという事を、最近感じた。
授業料無償化は、確かにありがたいこと。
でも、本当に必要としているところに、きちんとケアーできているのか?
そこが疑問。
正月に家族で海外旅行に行く、ちびっ子たち。
本当に、あの高額な子供手当てが必要なのだろうか?
我が家も、余裕があるわけではない。
海外旅行どころか、温泉旅行にすら行く余裕はない。
次男を私立の4大に進学させるには、覚悟がいる。
子供もそこのところを理解している。
あれを負担しているかと思うと、やはり良い顔はできない。
今後、PTA会費の未納者への督促って、役員の負担になるのだろうか?
授業料の無償化…
いろいろな事を考えてしまう。