阪大弓道部リレーブログ

大阪大学体育会弓道部の部員の日々の生活などをリレー方式で伝えます。

Y中さんのところの扇風機から連絡を受けて、またもブログというものをするのです。

2012年10月10日 | Weblog
(以下しばらく特に読まなくていいです)

Y中さんのところの風子さんからブログが回ってきました。

お久しぶりです、暗黒烏丸です。
せっかく名前を伏せていたのに、全部明かされてしまいました。
まあ、部員のみなさんもホームページに名簿があるので大したことではありませんけれど。

さて、というわけでとりあえずこうして筆を取ったのですが、
深夜の志在館だというのにどうも周りが騒がしいのです。

「かみがみのたそがれごうDEKEEEEEEEEEE!!!」

「ねたばれちゅういです?」

「してしまってからちゅういするのもどうなのかー」

「しゃーなしですなー」

「……みなさん、深夜に大勢で何を騒いでいるのですか」

「あいつがすうねんぶりのえいがをみにいったのでー」

「『あいあん・すかい』ちょうおもしろかったです?」

「げつめんなちすだー!」

私の周りでふよふよと遊んでいるこの子たちは、その名を暗黒小烏連といいます。
お気づきの方もあるかもしれませんが、あの人の使う矢の精で、
私を縦に縮めて小さなクラゲのようにした外見をしています。
あの人とは私と同様、高校時代からの付き合いです。

「しかし、あなたたちはキャーとかワーとか、鳴き声みたいな音を発するだけだったのでは……」

「ぼうしょのようせいさんのえいきょうです?」

「ほんぺんみたこともよんだこともないのにー」

「えみゅれーしょんはてきとう」

「たのしいとふえるです?」

「よくわかりませんなー」

どうやら、私のように高校時代とは生態が変わっているようです。
そもそも最初は六本セットの矢の一本に一人ずつ憑いていたはずですが、
今や私の周りには十人を超える小烏連たちがふよふよしています。
というか、私の陰からぽこぽこと生えてきて増えている様子。

「やをいっぱいかったからです?」

「もはやにじゅっぽんをこえるありさま」

……矢の種類ごとに連隊を作るのが面倒だったのか、結局この子たちに統合されてしまったようです。

「ところで、あいあん・すかいはうめだのとーほーしねまずでやってます」

「やすいから、くじごじゅっぷんからのれいとしょーがおすすめ」

「つきからなちすがせめてくる、ちょうばかばかしいえすえふ」

「つっこみがおいつかんです」

「むしろえいがそのものがつっこみどころ」

「ぜひでぃーぶいでぃーがほしい」

「はつばいのころにはぶるーれいかんきょうになるといいですなー」

アイアン・スカイ、確かに面白かったです。レイトショーのせいもあってかお客さんはあの人を含め四人だけでしたが。
まあ、カルト映画の類ですから、そんなに客は入らないかも……。

「……というか、多分最後の更新なのに、こんな内容でいいんでしょうか?」

「まだおわってないですしなー」

「だいたいあいつはわれわれのちからのはんぶんもひきだせてないです?」

「しかもちからをかしてやればかいがなくなるありさま」

「あげくもてないものをもってもしかたないとかいいだすしまつ」

「いつかいたいめをみます?」

「なんにせよきゅうどうがおわるわけでなし」

「あいつのゆみははじめからてきちゅうどうですからなー」

「いつでもいつものようにやるばかり」

「あてきだけでひいてるです?」

「しかしさいきんだんいをほしがってるとか」

「まえにおちたからってよくがでてきましたなー」

……確かに、いろいろと節目はあっても、大して何かが変わるものでもないのかもしれません。
とりあえず、私もただ弓として引かれるばかりですからね。

さて、このあたりで筆を置きたいと思います。
もうお目にかかることもないでしょう。それでは皆様、ごきげんよう。



(ここからも特に読まなくてもいいです)

うちの扇風機は先々週くらいに羽周りを全部洗って埃を取りました。今も元気に風力中です。
というか、モーターか何かがやられているらしく弱では羽が回りません。

どうも、M浦です。もう結構ですか?

アイアン・スカイ面白かったです。声を出して笑う感じではなかったですが、
終盤の怒涛の展開はたまらない楽しさでした。



恐らくこれが最後のブログ更新になるので、以下偉そうな話をします。

弓というのはやっかいなもので、数年の練習程度では思うように引こうとしたって引けないし、
同じように引こうとしたって引けないし、何もしていないのに射は変わっていきます。

そこで今まで考えてきたのは、自分の意識を無視して、現実の結果がどうなのかを考えるということです。

まっすぐ引いたはずの矢がまっすぐ飛ばないのは、実はまっすぐ引いていないからで、
ならば私はまっすぐ矢を引いてはならず、「まっすぐ」とはどういうことかを考えなければなりません。

もしかしたらとんでもなく前や後ろに引かなければ矢はまっすぐ飛ばないのかもしれません。
しかし、どんなに力のかけ方が想像と違ったとしても、矢がまっすぐ飛ぶという結果を引き出し得て初めて「まっすぐ引いた」と言うのであり、
その結果を引き出す力のかけ方、体の動かし方をもって「まっすぐ」と名付ける必要があるのだと、私は考えています。

これを繰り返すことによって、「弓手を押し切る」「離れがゆるまない」「肩がそろう」などの体の動かし方がわかっていくのだと、私は思っています。

加えて個人的には、的中はこれらのものが積みあがることとはある程度無関係に出るものと思っています。
つまり、「的中が出る」という結果を引き出す体の動かし方もあるだろうということです。

実際には「的中が出る」の中にいくつかの項目が入ってくると思いますが、これは決して多くないと思っています。
「まっすぐ引く」「狙いがつく」「離れが出る」くらいでいいのではないでしょうか。

もちろんこれが難しいわけですが、要するにそんなにあれこれ考える必要はないし、
考えるのと同等以上には実際に矢を飛ばして実験した方がいいだろうということです。

個人的には、部活の最大の目的は楽しさにあると思っています。
仕事でやってるわけでなし、要するに趣味であって、趣味だからこそ全力なのです。

残りの試合、楽しく勝っていきましょう。

以上、偉そうな話でした。

ちょうながい。くろれきしもいいところです?


全部Y中のせい。まる。