阪大弓道部リレーブログ

大阪大学体育会弓道部の部員の日々の生活などをリレー方式で伝えます。

知恩院集会堂修復作業

2008年06月27日 | Weblog
期限を遅れてしまいました。ごめんなさい。辻本です。ごめんなさい。
6月24日は誕生日でした。21歳になりました。グッドタイミングではるるさんがバトンを回してくれたのに、24日に更新できなくて不甲斐ないです。ごめんなさい。
21歳になって周りを見てみると、みんな若いな…と思ってしまいます。これからは老いていく一方ですね。N川さんはもうずいぶん前にこの境地に至ってたんだなぁと思うとなんだか悲しくなりました。ごめんなさい。

本題に移ります。昨日京都の知恩院に行ってきました。日本建築の修復作業の見学です。写真は本堂です。

知恩院は浄土宗の総本山で、今修復作業が行われているのは集会堂(しゅうえどう)という建物です。破損状況としては、屋根面の破損がひどく、屋根頂部の大棟は大きく蛇行していました。建物が全体的に東から西にかけて不陸を生じており、屋根の荷重によって全体的に軒先の垂下が目立っていました。現在はとくに建物上部の屋根の部分の修復作業が行われています。瓦がすべてはがされ、木の骨組みがむき出しになった状態で、新しい木材を使って補修しているので、おおよそ歴史的な日本建築とは思えない色合いをしていました。

日本建築は屋根が重く(瓦葺なので)、また支える木が柔らかいので、構造的には不安定な建築です。また、火事にも弱いため、西洋の建築とは全く違います。このような日本建築は300年に1度くらい補修が必要だそうです。

補修するにあたって、屋根の下部(図のA点)に足場が作られていました。一見、地面から屋根が生えているように見えます。300年に1度のチャンスということで、高所恐怖症なのにもかかわらずそこからさらに屋根のてっぺん(図のB点)までのぼりました。B点の足場は屋根からつり下げられた鉄の棒にてきとーな板が乗ってあるだけでした。一気に10人くらい乗ったので落ちてもおかしくなかったんじゃないかと思います。それくらい怖かったです。怖すぎてそのへんの棒を必死でつかんでいたので、おりてから手を見ると真っ黒でした。
とにかく、とても貴重な体験ができました。修復作業が完了して、集会堂を普通に見ることができるようになったらまた行ってみたいと思います。たしか平成23年?だったような気がします。違うような気もします。その時は「うち、あの屋根の一番上のとこのぼったことあるねんで」的な自慢をしようと思います。

以上です。言いたかったことはこれだけです。マニアックな内容でごめんなさい。

それでは次の人に回したいと思います。ご飯は3食きっちり食べましょうね。