阪大弓道部リレーブログ

大阪大学体育会弓道部の部員の日々の生活などをリレー方式で伝えます。

異文化コミュニケーション

2008年01月07日 | Weblog
おはようございます。Hです。にくやんじゃないほうです。
一回生最後です。
Tの家でこれを書いています。にくやんと同じです。後ろでTとKが寝ています。にくやんは帰りました。Kの目覚ましがうるさいです。
書いてる時に一度消えました。ある程度バックアップはとっていましたが、精神的ダメージはすごいです。

精神的ダメージと言えば、昨日の新年射会です。確認します。
僕とO北がすべりました。
すべてが駄目でした。準備不足で、アドリブもきかず、頭が真っ白になりました。ネタのチョイスも失敗です。
なぜあれでいけると思ったのか・・・・・・すみません、これ以上はもう無理です。
これが教訓となるためには、僕ら二人にはまだ時間が必要です。
アラモを忘れるな。

下らない話です。
個人的にはレアな体験をしたと思います。
昨日、新年射会の日の早朝のことです。
僕は始発の電車に乗り、知静堂に弓と矢筒を取りに行き、モノレールで志在館に行くつもりでした。
十三で宝塚行の電車に乗り換え、車両の端っこのほうの席に座りました。
今思えば、他の席はすべて埋まっているなか、不自然に空いたその席に座ったのが全ての間違いでした。
席に座ってすぐ、向かいの席をすべて占領し横になっている不届きものの存在に気が付きました。
いわゆるバックパッカーというやつでしょうか。外人でした。
その毛唐人は流暢な英語で、誰かに語りかけます。
「Did you go to Thailand ? Oh, good.」
どういう文脈なのか。まだ流れが掴めません。
その外人はどうやら、僕の隣に座っている大学生とおぼしき集団と会話をしているみたいでした。
(どうやら、というのは、その人達の会話が噛み合っているようには思えなかったからです)
暫く会話を聞いていると、大体の状況は掴めてきました。
外人はイギリスから来たらしいということ。そしておそらく、かなり酔っている。
大学生達は最初は、複数の席を不法占拠している外人を正義感から注意したものの、外人のあまりの泥酔っぷりに手を焼いて、電車を下りるまでの間、惰性で相手をしている感じでした。
(投げ出すくらいなら、最初から注意しなければいいのに、無責任だなぁ、と僕は思いました。所詮は他人事です)

外人の意味不明さは筆舌尽くしがたく、文才のない僕にはその魅力をあますところなく伝えることはできません。
せめて少しだけでもお伝えすることができるよう、外人の発言の一部をご紹介します。
「Thailandはニホンと近いから、Americaはニホンと遠い」
「Fuckin' Thailand(タイになにか怨みがあるのでしょうか)」
「OH, You went to Thailand! 他にアタラシイ話はないんですか、Fuck off(やたらとタイの話を蒸し返しているのは明らかにこの外人です)」
「もうおしまい、ByeBye」
「(立っている人に向かって、起き上がり)ココ座りますか?(丁重にお断りされました。そのあと再び横になり、Thailandについて語り出しました)」

今まで外人の相手をしてくれていた大学生達が、ついに電車を下りてしまいました。
こうなると僕も人事ではいられません。急いで寝たふりをします。
構ってくれる人がいなくなった外人は、何か二言三言僕に話しかけてきましたが、無視を決め込みました。
しばらくして外人は、ちょっと離れたところにいる人と目があったのか、突如ターゲット変更。
話を聞いてくれる人を見つけた外人、まさに水を得た魚状態。
こうなると(嬉しくて)もう止まりません。
僕が横目で様子を窺ったときには、外人は床に正座しつつ管を巻いていました。
取り留めのないことをまるで洪水の様にまくし立てる外人の目は、まるで汚れなき少年の様に輝いていました。
僕が石橋で下りたときも、相変わらず楽しそうに一方通行のおしゃべりしていました。
一体あの外人はどこまで行くのでしょうか。

オチはありません。だからすべることもありません。ないんです。


外で小鳥がさえずっています。あれは縄張りを主張しているのだそうです。
朝になったので次の方に回します。

K口先輩、よろしくお願いします。