阪大弓道部リレーブログ

大阪大学体育会弓道部の部員の日々の生活などをリレー方式で伝えます。

夢だったらいい現実と夢のような現実についての考察

2007年08月19日 | Weblog
工学部応用理工学科マテリアル生産専攻の熊野です。

趣味は音楽鑑賞と読書、ミスチル、スガシカオ、村上春樹をこよなく愛する21歳です。

根っからの理系であるボクにとっては、文章を書くことはとても難しく、メールでさえよくしないのですが、今回はリレーブログということで、不本意ながら2つほど最近起こった現実をほんの少しの感想を添えて書きたいと思います。
(先に言っておきますが、何のネタも落ちもない話なので、読まれる方は期待せずに読んでください。)

昨日、久しぶりに祖母から電話があった。
長く帰っていないし連絡もしていないので、体を心配してのことだった。
母と早くしてわかれてボクにとって祖母は母親代わりであった。
祖母は今年で米寿を迎えた。こちらのほうが心配しているぐらいである。いまだに車に乗り、畑仕事をしているのだろうが…
しかし、いくら元気な祖母でもなかなか100歳を迎えることは難しいだろう。
そう考えると、一年に1回会えるとしてあと10回ほどしか会えないことになる。年2回としても20回…
そんな数字は思っている以上に少なく、ボクを寂しい気持ちにさせる。
しかし、多くの出会いとて同じことだろう。
好きな本はあと何回読めるのだろう。
好きな音楽はあと何回聴けるのだろう。
親友とはあと何回会えるのだろう。
一回一回の出会いをを大切にしていきたい、そう心から思う。

二つ目は、先日、友人に会いに東京にいったときの話である。(女の子は読まなくていい話です)
東京にいる数人の親友達に一泊二日で会うというのが今回の旅の目的で、大阪から新幹線に乗り東京までわざわざ行ったわけである。
一人目の友人は東京大学に行っている友人で、遅めの昼食を食べながら、大学での話から、参議院議員選挙での自民党大敗の理由についてまで、長々と色々くだらない話をし、二人目の横浜国立大学に通っている友人に会うため、その友人とは別れ、横浜へと向かったわけである。
予定としては、その二人目の友人の家で、くだらない話などをしながら夜を明かそうと思っていたのであるが、電話したところ、10時までバイトがあるらしく、そこらで時間をつぶしておいてくれと頼まれたので、横浜の街をぶらぶら歩き回っていたところ、いい感じのおしゃれなBARがあったので、そこで少し飲んで時間でもつぶそうと決め、木の重々しいドアを開け入ったのである。
店内は予想していた以上に小さく、10席もないようなカウンターのみのBARで、客も時間が早いわけか一人しかおらず、その人のひとつ席を空けた隣に座り、ジントニックを頼み、煙草に火をつけた。
店内は思っていた通り、シックな感じで、ジャズがかかっていて、(確か、入ったときはTime After timeが流れていて)マスターはまだ30くらいの若い人で、でも、店もマスターもなぜかボクをとても落ち着かせ、すぐにこのBARが気に入った。
長々と話してきたが、二つ目の話の本題はここから始まる。
ジントニックが出てきて、煙草を消した瞬間、隣に座っている一人の女性が蒼井そらだと気づいたのである。
ボクはかなり驚いたのと緊張で、しばらく硬直してしまったのであるが、ここで名前を出すのは、彼女に失礼な気がして、それはしないでおくと決め、ジントニックを飲みながら、マスターに『大阪から来たんです』と世間話を始めた。
しばらく、マスターと話した後、彼女に軽く、でもとても緊張しながら『ここにはよく来るんですか』と話を振ってみた。
彼女は『いえ、初めてです』と答えたのだが、ボクは声と正面から見た顔で間違えなく蒼井そらだと確信した。
彼女と何か話してみたかったのだが、話すことが見つからず、というより、冷静を保つのに必死で(心の中はまさに、てんやわんやしていて)、3本目の煙草に火をつけ、お気に入りのバーボンであるDickelがあったので頼み、それを飲んでなんとか気を落ち着かせようとした。
しばらく、マスターを含め3人とも何もしゃべらず、ただジャズが流れているような状態が、数分続いた。(そのときの曲は緊張していて何かなんか当然覚えてないのだが…)
そこで突然、彼女が僕のほうを向いて話しかけてきた。
『その煙草、甘くていい香りがしますね』
ボクはそのときほど煙草に感謝したことはない。
それをきっかけに、色々と世間話をすることが出来た。
彼女は、最初ピンク色のカクテルを飲んでいて、その次にカシスオレンジを飲んで帰っていった。
彼女が、『お先に』とボクに最後に言葉をかけ、帰った後、マスターに『今の蒼井そらですよね』と聞くと、『そうですよね』と返してきて、二人でとても盛り上がってしまい、友人との待ち合わせに遅れてしまった。
友人の家についてからも、酒を飲みながら、その話で盛り上がったのは言うまでもないが、その友人は店の場所まで聞いて、酔った勢いなのか、通いつめると断言していた。
ここで念のため言っておきたいのだが、ボクは蒼井そらのファンではありません。

長くなりましたが、もし最後まで読んでくださった方がおられたら感謝します。

次は、回を越えて、知静堂で共に頑張っている江川先輩にバトンを渡したいと思います。
宜しくお願いします。