まあまあ人生

70年の人生 まあまあですね

細川ガラシャ

2006年10月12日 | Weblog
昨晩、キリスト教に関連するテレビを二つ見た。いずれもNHKで、一つは「その時歴史が動いた」で細川ガラシャの生涯であった。ガラシャは明智光秀の娘で、細川忠興と結婚する。やがて、父光秀が、謀反を起こし、本能寺で織田信長を殺すも、豊臣秀吉に殺害される。そのことで、謀反の娘となり、周囲から、そして夫忠興からもなじられ、やがて忠興は側室をもうけ、ガラシャは蟄居することになり、精神的に非常に苦しむ。そのことを通して、キリスト教に思いが行き、誰もいない時に初めて教会の門をたたき、宣教師に会い、キリストの教えに感動する。外出が露見して、以後教会に行くことが出来なくなった。
しかし、その思いは強くなり、洗礼を希望をするも身分を明かさない為、受けることができなかった。そこで、下女に洗礼を受けさせ、その下女から洗礼を受ける。私はそのことに深い感銘を受けた。やがて関が原の戦いが始まり、石田光成がガラシャに人質になるように云われるが、それを潔しとはせず死を選ぶ。自殺は大罪であると教えられており、家来に胸を突かせる死を選び最後まで信仰を貫きとおした。テレビでは、信仰に生きた壮絶な生と死が映し出されていた。
ヨーロッパで「貴婦人のかがみ」と題して、ガラシャを主人公のオぺラが上演された記録が残っている。ガラシャとはラテン語で「神の恵み」である。


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