ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

Remembrance Day

2012-11-10 21:03:12 | 戦争

今年もまた巡ってきました、Remembrance Day (戦没者追悼の日)。 例年は11月11日に一番近い日曜日が Remembrance Sunday になって追悼式典が行われるのですが、今年は11日がちょうど日曜日。 それゆえ明日はまたロンドンで、恒例の追悼行事が執り行われることでしょう。

戦没者追悼のシンボルは、真紅のポピー。 一年の間に一週間しか満開にならないというポピー畑の写真が、先日お披露目されました。 きれい・・・ 

 

 

エディンバラ公フィリップ殿下は8日、ウェストミンスター寺院に設置された“戦没者追悼の原”に招かれ、木製の十字架を手向けました。

目尻の涙をそっとぬぐうフィリップ殿下。 今は亡き戦友のことでも思い出したのでしょうか。

 

                  

そして現在もなお続く、英兵の犠牲。 ・・・

 

 

フィリップ殿下、ご高齢にもかかわらずこういった行事に出席されて、偉いなぁ。 “Lest we forget(忘れないように)”、こういう行事を続けることって大切だと私は思います。 現在の平和も自由も、とてつもなく大きな犠牲の上に成り立っているのだから。

 

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こちらは民間人の、“忘れないように”行動を起こした、歴史家で元歴史教師のアンドリュー・ロバートショー。 何とサリー州にある自宅の庭の200トンの土を重機を使って掘り起こし、第一次大戦時の塹壕の複製を作っちゃった!   あ、でも約30名のボランティアが協力してくれたそうですよ。 ボランティアの中には、最近アフガニスタンから戻ったばかりの兵士もいたとか。 

 

明日どころか数時間先の命もわからないまま、塹壕で極限生活を強いられた第一次大戦の兵士たち。 

 

「祖父は大戦で戦って、3回負傷した。 兵士たちは、戦っていないときでも生き延びるために必死だった。 そんな兵士たちの苦労を知ってもらいたくて、塹壕を作ることを思いついたんだ。」

 

 

塹壕の完成まで一ヶ月かかったそうです。 完成後ロバートショーとボランティアの数人は、当時の軍服の複製を着て、実際に24時間を塹壕で過ごしました。 

  

今後は塹壕の様子や内部での生活を映像に収め、ウェブサイトを開設してそこで公開し、「白黒写真で見るよりずっと具体的だと思うから」、学校教育に役立ててもらうことを希望しているそうです。 

 

・・・ すごい。 良き目的のために頑張れる人って素敵です。 でもメンテナンスにもお金がかかるだろうから、いっそのこと入場料をとって一般公開しちゃえばいいのに? 

それにしても、塹壕が作れるほどの広い庭があるって、・・・ うらやまし~い! 

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