ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

散歩途上の売家 〈後編〉

2022-08-16 22:41:36 | 暮らし・生活

〈 前編からのつづき 〉

 

最近二度目の買手がついたらしい、この売家。

私の散歩コースのうちのひとつ上にあるので、じつは、この家が建てられていた間、

通りかかったときに折にふれて写真を撮っていたのですよ。

この家が完成して最初に売りに出されたのは、2年半前の2020年2月でした。

 

 

 

この2軒が建つ前はこの土地はどうなっていたのか? 全然覚えていなかったので、グーグル・マップのストリート・ヴューで見てみました。

なるほど、以前は大きめの一軒家が立っていたんですね。

 

道路沿いには分厚い生垣があったから、ここを歩いても、私は家にはほとんど注意を払わなかったことでしょう。

 

 

その生垣が、4年半前のある日突然きれいに取っ払われ、家が壊され始めていたのです。

 

壊されてどんどん小さくなっていく一軒家。

 

瓦礫が撤去されたあと、土地はしばらく放置されていました。

 

 

半年ほどしたら、基礎工事が始まっていて・・・、

 

・・・頑丈な床下がつくられて、・・・

 

・・・棟上工事が進んで、・・・

 

・・・屋根工事に入って、・・・

  

(下左: この段階で玄関から奥までまっすぐに見通せました。裏のお宅も見えました。)

(下右: 土地の横幅いっぱいに二軒建ったので、二軒の間にはわずかなスペースしかありません。)

 

・・・家自体はほぼ完成!

  

あとは前庭の整備と、オフロード・パーキング・スペースの設置です。

  

完成しました。

2018年末に着工したとすると、完成まで約一年かかったことになります。

 

以前立っていた一軒家を買ったのは、おそらく投資家でしょうね。

一軒ではなく二軒にして売りに出した方が、建築費用を差し引いてもたっぷり利益が出そうです。

そうして二年半前に、一軒につき約43万ポンド(6970万円)で売りに出されたのでした。

そのうち一軒が、たった二年半後の最近、47万5千ポンド(約7700万円)で売りに出され、すでに買手がついたとは。

お金って、あるところには、あるんだな~!

 

*       *       *

 

日本の家の建て方とはかなり異なるので、イギリスの家の建て方を観察するの、結構好きです。

たとえば私が覚えている昭和の日本の家の建築って、こんな感じでした。

ちなみにこの家は、私が育った家なんです。2歳の頃に建ち、引越して来ました。

 

父が東京都内の片田舎に土地を買い、六畳二間の小さな家を建てたのです。

写真好きだった父は、初めてのマイホームが立つのが嬉しくて、暇を見つけては写真を撮りに行っていたのでしょう。

 

この家は、立ってから24年後に新築するため取り壊されたので、今は跡形もありません。

私の子供時代の記憶が詰まった、懐かしい家です。

 

 

完成直後らしい家と、当時2歳くらいだった私。

今から58年ほど(!)前の写真です。

これぞ昭和!って感じですね~!

 

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