ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

有形無実の国境

2015-03-07 19:18:51 | 事件

 

ベッキー・ワッツ事件(敬称略)と同様、若い女の子が犠牲になった事件が、去年夏にもあった。

ロンドンで14歳少女が行方不明になり、最悪の展開を迎え、しかも容疑者が自殺してしまったアリス・グロス事件。

 

今年1月に警察がメディアに公表したところによると、ブレント川に遺棄されていたアリスちゃんの遺体には、

レンガを結びつけた自転車の車輪と大きな木の幹の塊が重石として一緒に沈められていた。 

 

  

 

 アリスちゃん殺害の約3時間半後、近くの店でビール2缶とタバコを買うザルカルンス。

 

 

 発見されたアリスちゃんのリュックサックには、アリスちゃんが履いていた靴が突っ込まれていた。

この靴と遺体発見現場近くで発見されたタバコの吸殻とアリスちゃんの遺体から、

容疑者のラトヴィア人アーニス・ザルカルンスのDNAが検出された。

  

 

アリスちゃんのiPhoneそのものは発見されていないが、壊れたケースがザルカルンスの自宅近くで発見されている。

               

 

 防犯カメラの映像から、ザルカルンスは犯行後に3回現場に戻り、アリスちゃんの遺体をブレント川の淀みに巧妙に隠したと信じられている。

 

 アリスちゃんの遺体は靴下しか身に着けておらず、胎児のような形に縛られていた。

運河沿いの遊歩道でアリスちゃんを追い越したザルカルンスは、性的暴行を目的に茂みに隠れて彼女を待ち伏せ襲いかかったが、

178cmで頑丈な体格の彼は、157cmで華奢なアリスちゃんを窒息死させてしまったと考えられている。

 

 

 その後、ザルカルンスが2009年にも、アリスちゃん殺害現場から3km強しか離れていない運河近くで

14歳の少女を性的暴行したとして告発されていたことが明らかになった。

しかし被害者が供述を拒否したため告訴には至らず、当時はそのような 『ポリシー』 がなかったため

ザルカルンスの過去が調べられることもなく、従って彼のラトヴィアでの 『妻殺し』 がロンドン警視庁に知られることもなかった。

(8年の禁固刑を受け6年半で出所したザルカルンスは、2005年にイギリスに入国した。)

 

どうして、どうーして、殺人の過去のある人間が、過去を調べられることなく入国を許されたんだろう?

コイツが入国していなかったら、アリスちゃんは今も無事に生きていたのに!

そりゃ私は、ザルカルンスの妻殺しの背景は知りません。 でも殺人で8年て、ラトヴィアの刑罰は軽すぎるのでは?!

赤の他人の私でさえこれほど憤りを覚えるのだから、アリスちゃんの家族は悔しさで胸が張り裂けそうな思いでいるに違いない。

アリスちゃんのいない初めてのクリスマスをご遺族がどんな思いで過ごされたかと思うと、言葉もありません ・・・・・。

 

ザルカルンスが、地獄で未来永劫苦しみますように!!

 

 

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