今回は、“HIGHEST DUTY” の前に読み終えた本について書きます。
1970年代から80年代にかけて大人気を博したTVシリーズ 『大草原の小さな家』。
あのドラマで主人公ローラの宿敵の意地悪ネリーを演じたアリソン・アーングリムが2010年に出版した、
『大草原のビッチの告白』 !
(私もかなりの 『大草原・・・』 ファンだったので数年前にこの本を買ったものの、つん読にしていました。 ようやく読んだので、印象に
残った部分について書きます。 邦訳はまだ出ていないようなので、シロウトの私の意訳でよろしければお読みくださいませ。)
意地悪ネリーは、オルソン夫人とともに悪役として欠かせない存在でしたよね あの二人がいなかったら、
ウォルナット・グローブの住人が善人ばかりだったら(ゲストの悪役は除く)、面白味は半減していたことでしょう。
アリソンは、1962年(私と一緒!)1月18日生まれ。 『大草原の小さな家』 のローラ役、メアリー役のオーディションに
続けて落ち、ネリー役のオーディションに呼ばれたのは12歳だった1974年5月17日のことでした。
俳優兼マネージャー業を切り盛りしていたアリソンの父親テオが、彼女に同行。 アリソンは原作を読んだことはありませんでした。
渡された脚本のページを繰っていたアリソンは、妙なことに気がつきます。 ネリーは、それまでの子役のキャラクター――親の言うことを
よく聞き、信じられないほど退屈なことにもわざとらしい喜びをみせる――とは全然違うことに。
「ね、お父さん?」
「何だい?」
「この子、何ていうか、すごいビッチよね?」
父親に言われてネリーの台詞を読んだところ、父親は涙が出るまで笑い転げ、息を弾ませながら言いました。
「何てこった、いいかい、何も変えるんじゃない。 今読んだように、そのまま読むんだよ!」
部屋に入ると、3人の男がいました。 マイケル・ランドンと、プロデューサーのケント・マックレイと、もう一人。
オーディション用に渡されたのは、ネリーが作文にかこつけていかに自分の家が金持ちで、自分の家はどんなに豪華で贅沢かを
とつとつと読み上げる部分でした。
「私の家は、ウォルナット・グローブで一番素敵な家です。 どの部屋にも絨毯が敷かれています。 ディナー・セットは
3つあります。 毎日使うものと、日曜日に使うものと、特別な重要なお客さんがみえたときに使うものです・・・・・」
アリソンの試し読みを聞いていた3人は大きくのけぞり、お互いを肘で突つき合い、うち一人が
「最後の部分だけ、もう一度読んでくれるかな?」
「はい、」 答えたアリソンは指示を求めました。 「どんな風に変えて読んだらいいですか?」
すると 「何も変えないで! 全く同じように、もう一度読んでみて。」 と3人。 ・・・
ネリー役は、その場でアリソンに決定したそうです。
(ローラ役とメアリー役には落ちたのに、ビッチのネリー役にはその場で決まった。 これって心配すべきことじゃないのかな?)
子供心に気になったアリソンは父親にそう尋ねますが、父親はこう言っただけでした。
「靴が合うなら、履けばいいさ!」
あとは 「何だってセットにあんな大金をかけるんだ? 一年後にまだ続いていたら奇跡だ!」 などなど・・・
『大草原の小さな家』 の屋内シーンはすべて、初期はパラマウント・スタジオで、1978年からはMGMスタジオで撮影されました。
屋外シーンに必要なすべての建物――インガルスの家と納屋、オルソン商店兼家屋、教会兼学校、ハンソンさんの水車つき材木工場、
ベイカー先生の診療所と郵便局、鍛冶屋など――は、パラマウント・スタジオから64km離れたシミ・ヴァレー(Simi Valley)にある
ビッグ・スカイ放牧場を10年契約で借りて、そこに建てられました。 建物はすべて外壁と屋根はあれど、中味は空っぽだそうです。
そのため月曜日に学校の入口で 「おはようございます、ビードゥル先生」 と言って校舎に入ったあと、
木曜日に教室内で自分の席につくシーンが撮影される、みたいなことになりました。
アリソンの父親は俳優兼マネージャー業を営み、母親も女優兼声優で多忙だったため、アリソンの付き人はマリオン伯母さん(母親の姉)が
務めてくれたそうです。 マリオン伯母さんはアリソンをお気に入りの姪っ子としてかわいがり(他には姪っ子はいなかったけれど)、
気さくで誰とでもすぐに打ち解けられるマリオン伯母さんは、撮影現場のアリソンの心強い保護者になってくれました。
アリソンの髪を担当したのは、映画 『俺たちに明日はない』 のボニーのボブ・スタイルを生み出したというベテランのグラディスさんで、
アリソンに長年の経験に基づく忠告をくれたり、これまで接してきたスターたちの裏の顔を教えてくれました。
メイクを担当してくれたのは、マリリン・モンローの専属のメイク・マンだったというホワイティーさん。
彼はアリソンに、マリリン・モンローからのプレゼントだというマネークリップを見せてくれました。 それには
“While I'm still warm” と彫りこまれていたので、その意味を訊こうとしたアリソンでしたが、彼はそれをそそくさとしまってしまい、
グラディスさんが 『何も訊いちゃだめ!』 という眼差しで首を振ってアリソンを止めたため、訊けませんでした。
後でグラディスさんが話してくれたことによると・・・
マリリン・モンローはよく、笑ってホワイティーさんに冗談を言ったそうです。
「ホワイティー、あなたのメイクは本当にすばらしいわ。 私が死んだら、まだ私が温かいうちにメイクをしてちょうだいね。」
そしてある日、 “私がまだ温かいうちに” と彫られたマネークリップをプレゼントしてくれました。 それは二人の間のジョークの、
ちょっとした記念品になるはずでした。 マリリン・モンローが36歳の若さで、悲劇的な死を迎えるまでは。
そしてホワイティーさんは、実際に葬儀社に赴き、マリリン・モンローに死化粧を施したそうです。 そのことは
ホワイティーさんに大きな精神的打撃を与え、克服するには多量のアルコールを要しました。 ・・・・・
ネリーのトレードマークの縦巻きロールは、当初はスタイリストさんがまっすぐな地毛を苦労してカーリング・アイロンで
巻いていましたが、苦労を省くため、やがてかつらが作られたそうです。 ネリーのかつら作りを一任されたのは、トップ・ヘア・スタイリストの
ラリーさん。 有名なかつらアーティストに作ってもらったオーダーメイドのかつらは、アリソンは値段を教えてもらえませんでしたが、
『TVショー用に作られたかつらとしては、当時最も高価なもののひとつ』 だったそうです。
ネリーのかつらは、ネリーが飛んでも跳ねてもずれないよう内側についた金属製の櫛と無数のヘアピンで固定されていて、
装着直後や頭の向きを変えたときにヘアピンが頭皮に食い込んで痛かったそうです。 長いことかつらをつけていなければならなかった日や
激しく動かなければならなかった日は、櫛とヘアピンが頭皮を傷つけることもありました。 かつらを外して頭皮を指で
探ると、指に血がつくことも。 そうするとグラディスさんが、シー・ブリーズをたっぷり使って頭皮を感染症から守ってくれました。
始めは痛んでひりひりしたけれど、やがてずっといい気分になったそうです。
ラリーさんは駆け出しの頃、ベティ・デイヴィスの洗髪をすることになり、若く経験の浅かった彼はブランドものの
シャンプーをすべて揃え、掃除をし、タオルを用意し、身のすくむ思いで大女優の登場を待ったそうです。
やってきたベティ・デイヴィスに、どもらないよう気をつけながら数々のシャンプーを見せるラリーさん。
ベティ・デイヴィスはブランドもののシャンプーをすべて無視し、タオルをつかむとシンクに向かいました。
「いいのよ、ハニー」 彼女は言いました。 「ドレフト(Dreft)でざっとすすぐから!」
ベティ・デイヴィスはラリーさんの目の前で洗濯用洗剤 を使って自分で髪を洗い、二人はその後良い友人になりました。
彼女は地に足のついた率直な人で、彼を困らせたことは一度もなかったそうです。
アリソンがメリッサ・ギルバートに初めて会ったのは、初めてスタジオ入りして衣装に着替えていたときのこと。
誰かが扉をノックし、開けたらそこには長いお下げ髪をして、そばかすがあって、「見たこともないような大きな前歯」 をした
小さな女の子がいました。
「私は歳の割には背が低い方だったけれど、9歳くらい(実際には当時10歳になったばかり)だったメリッサは、バッグの中に
収まりそうなほど小さかったわ――バッグをかじってやすやすと脱出できたでしょうけれど。」
メリッサは撮影現場のあれこれに関する情報や助言をくれたあと、アリソンに警告しました。
「あのメリッサ・スー・アンダーソンには気をつけて。 とっても危険だから。 本当にワルなの、大嫌い。」
マリオン伯母さんが 「あらあら、本気じゃないわよね? 大嫌いだなんて、そんなことはないわよね?」 とたしなめると、
「本当よ! 私はあの子が大嫌いだし、あの子も私が大嫌いなの。 あの子私を殺そうとしたのよ。 あなたのことも殺すわよ、
チャンスがありさえすればね!」 そうしてメリッサは走り去ったそうです。
アリソンが初めてシミ・ヴァレーに行ったとき、季節は夏。 息詰まるような暑さの中、髪をアイロン・カーラーでカールされ、何重もの
衣装をつけて、長いこと出番を待っていました。 出番の撮影は昼食後になることになり、当時の悪癖で朝食を食べていなかった
アリソンは、さっぱりとサラダにでもしておけばよかったものを、おいしそうなステーキを選んでしまいます。 午後、ようやく
意地悪ネリーのデビュー・シーンになりました。 メリッサ・ギルバートとメリッサ・スーに歩み寄り、じろりと蔑むような一瞥を与え、
「田舎ものね!」 と言い捨てればいいだけでした。 でも・・・
暑い中長袖のドレスを着て待つ間に、アリソンは意識が朦朧とし、二人のメリッサの姿がよく見えなくなっていました。
でもシミ・ヴァレーにデビューする大切な日に(ヤワな子だな)と思われたくなかったため、我慢していました。 そのため
二人のメリッサにアリソンが投げた言葉は、まるで病床でつぶやく声のようになってしまい、当然やり直しになります。
撮り直しが始まった直後、アリソンは完全に失神してしまい、アンモニアと塩の錠剤を使って正気づかされます。
マリオン伯母さんに連れられてエアコンのきいたドレッシング・ルームに入ったアリソン。 しばらく休んで桃を食べたら、
ずっと気分が良くなりました。 30分か45分後に外に出ると、心配してずっと外で待っていたメリッサ・ギルバートに迎えられました。
メリッサはマリオン伯母さんにこう言っていたそうです。
「彼女は大丈夫よね? 元気になってくれなくちゃ! ケンカのシーンだって、まだ撮ってないんだから!」
競争しながら、丘を駆け下りたアリソンとメリッサ。 それが二人の友情の始まりでした。
二人はお互いの家に泊まりがけで遊びに行くようになり、アリソンはお嬢様メリッサの豪華な暮らしを、メリッサはアリソンの
親に放任された暮らしを、それぞれ別世界のように楽しんだそうです。
二人でお店に入って別々に歩いていると、メリッサは他の客に 「気をつけて! あっちにネリーがいたわよ!」 と
警告されることもたびたびあったとか。
皆さん覚えていますか? 『キャンプ』 のエピソード。 ローラとネリーが川で溺れかけるんですよね。
たしかネリーが先に川に落ち、ネリーを助けようとしてローラも川に落ちたような。
そのシーンの撮影のとき、二人は衣装の下にウェットスーツを着て腰まで水に入りました。 凍えるように冷たい水から
体を守るためです。 撮影の準備が整うのをその状態で待って、待って、待って・・・・・ 突然メリッサが言いました。
「どうしよう、私おしっこしたい!」
「・・・そう聞いたら、私もしたくなっちゃった・・・!」
二人はアシスタント・ディレクターに駆け寄りトイレに行きたいと訴えますが、返ってきた答えは無慈悲なものでした。
「あのね、それにはちょっと問題があるんだよ。 君たちを丘の上のトイレに連れて行くには車で行かなきゃならないし、
トイレに着いたらまず衣装を脱いで、さらにウェットスーツを脱がなきゃならない。 それからまたウェットスーツを着て、衣装を着て、
丘を下って来なきゃならない。 そうすることにどれだけ時間がかかるか、わかるかな?」
二人は呻きました。 ウェットスーツは、乾いた状態でタルカム・パウダーをたっぷり使ってさえ着るのに苦労したのです。
濡れてしまったそれと衣装を着るとなったら、その大変さは想像したくもありませんでした。
「いいかい、ランチまであとほんの一時間半だ。 それまでには終わるから、もう少し我慢してくれるかな?」
溜息をついて、すごすごと川に戻る二人。
インガルスの子供たちより多く植物を採集しようと欲張り、ウルシにやられてひどい目に遭うオルソン夫人とウィリー。
ふたたび腰まで水に浸かり、ひたすら待つ二人。 やがて足の感覚がなくなり、唇が少し青ざめてきました。
アリソンがメリッサの様子をうかがうと、彼女は笑みを浮かべていました。 でも何か変。 自然な素敵な笑みじゃなくて、
満足したようなにたにた笑いで、両目は少し大きめに開いていて。
「やだ、やっちゃったなんて言わないで!」 アリソンが言うと、
「やってみなさいよ。 暖まるわよ。」 とメリッサ。
「やだわ、下品すぎるわよ、メリッサ!」
「いい、しっかり聞いて。 やっちゃいなさい。 一度に少しずつね。 ウェットスーツ全体が暖まるから。
それに、まだ12時半よ。 まさかあと一時間も待てるなんて言わないわよね?」
メリッサの言う通りでした。 アリソンは凍えていて暖まる必要があったし、おしっこも我慢の限界にきていたのです。
そこで勇気を出してメリッサの忠告に従ったら、・・・彼女の言う通りでした。
もちろんウェットスーツは、使用後衣装係に回収され・・・ どんな騒ぎがあったかアリソンの耳には届きませんでしたが、
その後二人がトイレを我慢させられることは、二度となかったそうです。
アリソンが 『大草原・・・』 のネリーとしてTVに初登場したのは、1974年9月18日。 家族皆でテレビの前に集まり、
ネリーが口を開くたびに大笑いしたそうです。 翌日は学校がありました。 (クラスの誰かはあれを見たかな?) 少し遅れて
学校に着いたアリソンは、生徒の大半がすでに校舎に入っていたので、少なくとも休み時間まではリアクションを見ることはないと
安心しました。 しかしそれは誤りでした。 上階にいたある女子生徒がアリソンを見てあんぐりと口を開け、大きくこだまする
ような声で叫びました。 “You, biiiitchhhh!!!!”
凍りつくアリソン。 まさか自分に向かって言っているとは思えず周囲を見回すも、誰もいない。 私のことか。
ネリーに対するリアクションが今後こういうものになるのなら、今ここで、自分の態度を決めなきゃ。 間違いは許されない。
主導権を握らなきゃ駄目。 今逃げ出したりびくつかされたり恐れを見せたりしたら、私の今後はそれで決まってしまう。
するべきことはひとつしかない。
立ち止まったアリソンは、まっすぐに姿勢を正し、声のした方向を向き、顎を突き上げ、できるだけ大声でできるだけ勇敢に
“THANK YOU !”
と叫ぶと、まるで舞台の上にいるかのように、深くお辞儀をしました。
このことはアリソンに、『大草原・・・』 が今後続いていくなら、自分はずっとタフにならねばならないと気づかせたそうです。
でもネリーを演じるようになって助かったこともありました。 学校で女子のいじめっ子グループに悩まされていたアリソンでしたが、
ある日校庭で、筋肉質で体格のいい本物の不良女子グループに取り囲まれます。 「あんた、アリソン?」
「そうよ」 相手がなぜ自分の名前を知っているのか訳がわからないまま答えるアリソン。
「 『大草原の小さな家』 に出ている子?」 敵意のこもった尋問モードで続ける相手。
「え・・・え、そうよ」 妙なことになってきたぞ。
「ネリー役をやってるよね?」 この会話は一体どういう方向に進むんだろう?
「ええ、そうよ」 この答えを後悔することになるのか否かわからないまま答えるアリソン。
「あんた、ネリーだね? あんたはワルだよ、上出来! あの間抜けなローラ・インガルスをやっつけてくれるんだから!」
不良たちは皆笑顔で、嬉しそうにアリソンに彼女の 『悪さ』 を楽しんでいると話してくれました。 彼女たちはアリソンの、
敵ではなくファンだったのです。 その日以降、アリソンがいじめっ子に悩まされることは二度とありませんでした。
1974年、テレビの新シーズンを祝うパーティーが、ハリウッドで催されました。
第1シリーズ放映を控えた 『大草原・・・』 関係者でパーティーに招待されたのは、出演に加えて製作・脚本・監督を務めていた
マイケル・ランドンただひとり。 でもそんなこと、アリソンの父トアはお構いなしでした。
「パーティーに行くから紛れ込ませてやる」 という友人のゴシップ記者の言葉に乗り、アリソンに高価なドレスを買って着せ、
自分は教会のセールで2ドルで手に入れたタキシードを着てパーティーに乗り込みます。
2ドルとはいえ、それは実は掘り出し物でした。 ある俳優がブランドものを多数含む衣類をそっくり教会に寄付してくれ、
ブランドなど知らない高齢のボランティアがラルフ・ローレンのシャツに50セントなどという値をつけていたからです。
ランチ時間に、他のボランティアたちが気づくまで。
トアは運よく午前中のうちに、ズボンやシャツやネクタイやスーツやタキシードを50ドルほどで買い込んでいました。
50ドルは実際には、ネクタイ一本の値段であるべきだったところを。
千ドル近い高価なドレスに身を包んだアリソンと2ドルのタキシードを着たトアは、ハリウッドのトップ・スターたちに
紛れ込み、招待されてそこにいるかのように振る舞います。
やがて、二人に気づくマイケル・ランドン。 パーティーにいるべき 『大草原・・・』 の関係者は自分だけのはずなのに!?
ローラでもメアリーでも母さんでさえもなく、よりによってネリー・オルソンを演じる子供がここにいる。
自宅のダイニング・ルームからマネージャー業を営む父親を背後に控えて。
驚いて (この馬鹿どもは、一体ここで何をしてるんだ?) とでも言いたげに口をあんぐり開けたランドンでしたが、
彼が何か言う前に、カメラマンたちが二人を見留めて 「マイケル、彼女の隣に立って!」 と言って撮影を始めました。
瞳をきらりと光らせたランドンは、アリソンを見て笑いながら首を振り、カメラマンたちの要求に応えた(上左)そうです。
《 ② につづく 》
また、ローラインガルスの姉妹のストーリーも面白く読ませていただきました。ありがとうございます。ちょうど「長い冬」の事をたまたま調べて数日前ブログに書いていたところです。
ローラ・インガルス本人の連載もまたしかり・・・
この春には両方とも完結したいと思っています。
とくにこのネリーの連載の方は、今ジョンベネちゃん事件の連載中ですが、思うところがあるので近日続きをUPする予定です。
なのでもう少しだけお待ちくださいね。
兄からの性的虐待のトラウマに苦しめられていた事実に、愕然としました
そのトラウマに毅然として闘いぬいたアリソンに涙がとまりませんでした
日本では出版されていない本書を翻訳、紹介していただき、本当にありがとうございます
自らのトラウマを切り札に、他の性的虐待被害者を助けるために立ち上がって闘い、勝利したのですから。
ほんと、彼女がネリーを演じていなかったら、あの悪法はその後も破棄されることなく存在し続けた・・・と思うと、ぞっとします。
読んでいただいたうえコメントまで下さり、ありがとうございます。
書く上での励みになります!