心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

八つ当たり

2022年05月28日 | 雑感・愚見

 

1986年 神奈川県の川崎市の路上で

立ち話をしていた4人の若い女性を蹴飛ばした

29歳の男が逮捕されました。

 

自分をからかう4人の同僚女性達に

似ていたためと供述。

 

 

 

こう言う行動を精神分析的に言うと

自我防衛機制の『置き換え』とか

『攻撃者との同一化』かな。

平たく言うと『八つ当たり』ですよね。

 

卵が先か鶏が先かの話がありますが

似ている4人の同僚の女性からストレスのはけ口的に

バカにされたことが先なのか、

会社での眉をしかめるような男の振舞いが

先に有ったのか、

 

その答えが何であるのかは、

路上で立ち話をする全く関係のない女性を

蹴飛ばすという男のとんでもない行動から

分かるような気がします。

 

ただ蹴飛ばしたとなっているので

暴行的な酷く過激なものではなさそうなので

最低限の所は踏み越えない気持ちの

持主であったと思いたいかな。

 

 

会社で自分をからかう4人の同僚の女性。

路上で立ち話をしていた4人の若い女性。

 

溜りに溜まったストレスと怒りを胸に

会社では常時自分の気持ちを自制していたけれども

プライベートで気が緩んでいた。

あるいはお酒を飲んで気が緩んでいた所に

年代も背格好も人数も同じ女性が目に入り、

気が付いた時には蹴飛ばしていた?

 

これ立ち話をしていたのが3人なら

男の行動も違っていたとしたのだろうか。

 

 

通り魔で無差別殺傷事件を起こすまでになると

ちょっと人間性を変えることは

かなり困難だと思いますし、

 

例え仕事と言えども私の場合は、

プロとして失格かも知れませんが、

そのような人物とは関わりたくないかな。

 

と言うのも施療する側もこの人のためにとか、

この人の笑顔を見たいとか、

この人の力になりたい。

 

そんな気持ちが施療のモチベーションとなるので

人としての最低限のラインを越えた人には

施療で汗をかく気持ちになれないように思います。

 

今までの施療経験では

そのような人物と関わったことが無いのは

お互いの為にも幸なことです。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


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