心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 松尾大社Ⅱ

2022年05月03日 | 名所めぐり(京都)

 

霊亀の滝まで本殿がある境内から

ある程度の山道を奥に進むと思っていたのですが

亀の井のすぐ近くだったのが有難かったなあ。

 

霊亀の滝の鳥居の下で両手を合わせて

ここでは何も祈らず自然を感じてみました。

 

 

 

 

霊亀の滝で参拝をした次は、

現代の作庭家・重森三玲氏が

徳島県吉野川から約200の青石を運び作庭した

3つの庭園『松風苑』の観賞へと向かいます。

 

 

 

松風苑 入り口

 

頭上注意!

渡り廊下を潜った先にあるのが

松風苑一つ目の庭園『曲水の庭』

 

 

 

松風苑 曲水の庭

 

『曲水の庭』は、平安貴族が慣れ親しんだ雅遊の場を

表現したもので清流が曲線を描いて流れています。

 

清流の曲線を生み出す土手部分に用いられているのが

池の水際を美しくみせる州浜の手法と思われますが

それはまるで水の中でうごめく銀の龍の背のようにも見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名勝『無理庵』の庭園にも

庭園内に浅い川の流れが造られていました。

 

水が緩やかに流れる様なのか、

流れる水が生み出す音なのか、

優美、優雅、流麗、端麗さをより感じます。

 

 

 

即興の庭

 

この庭は、当初の計画にはなかったもので

即興で作庭した庭だそうです。

即興で作庭された庭の名称が『即興の庭』

そのままやん。

 

この庭にふさわしい名称を考えに考えて

一周回って即興の庭となったのかな。

 

 

 

 

 

 

松風苑 上古の庭

 

『上古の庭』は、曲水の庭に隣接する庭で

古代祭祀の場である磐座を模して作庭されています。

 

 

 

 

奥の巨岩二つは、松尾大社の御祭神の男女二柱を、

地面に植えられたミヤコザサは高山の趣きを、

それらを取り巻く多数の石は、随従する諸神の姿を

巨岩によって表しているとのことです。

 

周辺に漂う山の緑の香を含んだ空気を

自然と何度も深呼吸をして身体の奥深くへと導きます。

 

 

 

松風苑 蓬莱の庭

 

松風苑の最後の庭園『蓬莱の庭』は、

楼門近くの茶屋の奥にあって

店内からも観賞することも出来ます。

 

蓬莱とは、不老不死の仙界のことで

仙人が住む山を蓬莱山と言い

鎌倉時代に蓬莱思想が流行したことで

これまで観賞してきた多くの庭にも

蓬莱山を模した石組が配置されていました。

 

 

 

 

蓬莱の庭は、回遊式庭園となっていて

池の周りを巡り一歩毎に変化する景観を

楽しむことができます。

 

無人販売している鯉の餌を発見したので

何年振りだろうか。鯉の餌やりを楽しみました。

 

 

 

 

鯉って餌への群がり方が半端ないですよね。

 

何日も食べ物を口にしていないかのように

必死になって餌を奪い合う様子を見せられると

餌袋をもう一袋購入して与えてあげたくなりますが、

どう見ても彼ら全員、丸々と太ってるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正面奥の茶屋の窓からも蓬莱の庭を観賞できます。

 

 

 

 

 

 

 

上古の庭の裏側で山の緑の香が充満した空気を

深呼吸をして身体深くに取り込んで

美しいものに触れて

これでまた寿命が数年伸びたに違いない。

 

これで京都最古の神社と言われる

松尾大社の参拝を終えて次の目的地へと向かいます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン