心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

喪失感

2022年05月26日 | 雑感・愚見

 

1959年 55歳の男性が親しくしていた

47歳の女に冷たくされたため

女の家の前で首つり自殺をしました。

 

47歳の女は、警察に届けないどころか

男の遺体をゴミ置き場に捨てたために

逮捕されました。

 

 

大好きな女性にフラれて絶望感に塗れ

自死することを選択し、

自死するのなら大好きな女性の自宅の前で………。

 

最後は大好きな女性の近くでと思ったのか、

自分をフッた女性に忘れられないようになのか、

女性への怒りの表れなのか、

大好きな女性の自宅前で自死することを選んだ

男の気持ちは分かりません。

 

女性って恋愛において見事な位に

気持ちの切り替えが上手と言われているように

女の態度から気持ちが冷めたと言うより、

完全に忌み嫌っていた感じでしょうか。

 

男の命を懸けた最後の何らかのメッセージも

ただの腹立たしい迷惑行為でしかなくても

ゴミ置き場行き扱いは手厳しいですね。

 

行動から女性の気持ちは察することが出来そうですが、

手厳し過ぎて逮捕されてはなあ。

 

 

好きであればあるほど

その相手から別れを宣告されたら

喪失感は大きくなり

心の中に空虚な気持ちが大きくなります。

 

寂しく悲しい気持ち、何もやる気が起きず

何もないのに涙がこぼれることもありますが

そのような状態も時薬によって次第に薄れていきます。

 

しかし、

喪失感が大きいと元の状態に引き戻せなくなり、

酷くなるとうつ病の状態に陥ることもあります。

 

大切なものを失った事実を受け入れられず

やり直せるはずと現実を拒否することで

自分を宙ぶらりんの辛い現状に

自分を留めてしまいます。

 

また、悪くすると

自分の気持ちを蔑ろにした相手や

事態を招いた自分に対して

怒りや後悔の気持ちを持ちます。

 

また、これからの人生に大切な人がいない

不安や悲しみを感じて絶望感を抱きます。

 

これらの気持ちは、現実から目を背けて

どうしようもない自分の願望の世界に

留まることが原因です。

 

素晴らしい映画を見終わることを拒否して

最後の手前で一時停止ボタンを押して

映画が終わせないようにしているようなものです。

 

どうしようも出来ないことを認めてやると

次第に寂しさや悲しみは薄れていき、

素晴らしい映画は、心の宝物となり

次の素晴らしい映画との出会いに気持ちが向かいます。

 

 

 

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