心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

京都 松尾大社Ⅰ

2022年05月02日 | 名所めぐり(京都)

 

長岡天満宮の参拝の次は、

京都最古の神社と言われる松尾大社に向かいます。

 

阪急嵐山駅に向かう車窓から

長岡天満宮と同じ様に松尾大社の大鳥居を

何度も眺めながら通り過ぎてきました。

 

阪急『松尾大社駅』の改札を出ると直ぐ目の前に

松尾大社の大鳥居(一ノ鳥居)が見えます。

松尾大社駅の一つ先の駅が嵐山駅になるんですよね。

 

 

 

松尾大社 大鳥居

 

平安遷都以前よりこの地に住んでいた人々は、

松尾大社本殿の背後(西側)にある松尾山の山頂近くに

神が降臨する『磐座(いわくら)』と呼ばれる岩を

山の神として崇めていました。

 

701年に京都盆地の西一帯を支配していた秦氏が

『磐座』の神霊を分霊して現在の本殿の場所に

社殿を建立したとされています。

 

 

 

松尾大社 表参道

 

また松尾大社は、酒の神としても信仰され、

現在でも全国の醸造家から信仰の篤い神社です。

 

松尾大社が酒の神様とされているのは、

ある時の神様同士の会合で

松尾大社の山から湧き出している水を使って

神様が一夜にしてお酒を造り

それが非常に美味しかったことからだそうです。

 

 

 

松尾大社 二ノ鳥居と楼門

 

松尾大社の『ニノ鳥居』には、

穢れを祓う力があるとされる榊の束が連なっていますが

これは鳥居の原始形式を示すものと伝わります。

 

また古来では、ぶら下げられた榊の枯れ具合によって

その年の豊作物の収穫具合を占っていたとのことです。

 

 

 

松尾大社 楼門

 

1667年に棟上げされた高さ約11mの楼門で

楼門の両側には、随神が鎮座しています。

 

 

 

松尾大社 随神

 

 

 

 

京の都の東を守護する『八坂神社』。

南を守護する『城南宮』。

北を守護する『上賀茂神社』。

西を守護する神社が『松尾大社』

 

 

 

松尾大社 楼門から観る『二ノ鳥居』

 

 

 

松尾大社 拝殿と休憩所

 

 

 

松尾大社 境内の山吹

 

ここ松尾大社は、山吹の名所として知られていて

この時期には境内を流れる一の井川沿いを中心に

約3千本の山吹の黄色い花が咲き誇ります。

 

 

 

 

 

 

山吹と水車

 

 

 

松尾大社 手水舎

 

 

 

手水鉢

 

松尾大社の手水鉢に設置されているのは

松尾神の使徒とされる亀の像です。

 

松尾神が大井川を遡り丹波地方を開拓する際に

急流では鯉、暖流では亀に乗ったとされていることから

松尾大社の神使は、鯉と亀になります。

 

 

 

松尾大社 拝殿と中門

 

私調べではありますが

松尾大社の本殿正面の建物が拝殿とされていて

多くの参拝者が参拝する場所は、

中門となっているんですよね。

 

で、多くの参拝者が実際に参拝するのは、

中門とされている場所なんですよね。

 

同じような建物が

神社によって舞殿だったり拝殿だったり。

これらの違いを十二分に理解するには、

学者なみの知識と理解が必要となりそうなので

良く分からんままにしようと思います。

 

 

 

松尾大社 拝殿と相生の松

 

松尾大社の本殿の背後の山が松尾山で

松尾山の山頂近くに磐座があります。

 

 

 

松尾大社 相生の松

 

350年の樹齢を保っていた雌雄根を同じくする相生の松は、

昭和31年と32年に枯れてしまったようですが

今も霊松を夫婦和合、恋愛成就の象徴として信仰されています。

 

 

 

松尾大社 神輿庫

 

神輿庫と思われる建物の軒先には、

酒蔵で見かける杉玉がぶら下がっています。

 

神様が松尾山の湧水を使って作ったお酒をふるまった時に

杉の木で器を作ったとされていることからのようですが

全国の酒蔵で見かける杉玉は、

松尾大社の伝承と関係している?

 

 

 

松尾大社 南末社四社

 

本殿の南側に並ぶ四つの祠は、

左から祖霊社、金刀比羅社、一挙社、衣手社。

 

 

 

松尾大社 拝殿

 

拝殿の奥の本殿は、

明治40年に国の重要文化財に指定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この場所から拝殿奥の本殿の屋根が見えます。

 

本殿の特別公開が実施されていたようですが

公開1回毎の参加者の人数制限されていて

しかも次の定められた公開時刻が

1時間30分後だったこともあり

申し込むのを止めて庭園観賞へと向かいました。

 

 

 

松尾大社 亀の井

 

本殿を囲む廻廊の北側(本殿を正面に見て右側)に

亀の井霊亀の滝、そして庭園観賞入り口があります。

 

亀の井と呼ばれる霊泉は、

茶道、書道の用水として活用されていたり

延命長寿、よみがえりの水として有名な湧き水で

近隣の人達が汲みに来ているそうです。

 

 

 

 

またこの亀の井の湧水をお酒に混ぜると

不思議なことに腐敗しないと言われていて

現在も醸造家が持ち帰る風習が残っているようで

社務所には、亀の井の湧水を持ち帰るための瓶も

販売されているようです。

 

腐らないって話は、宗教的な話とも思えるのですが

腐らない水『神戸ウオーター』として

昔、神戸に寄港した外国船の飲料水の補給に

神戸の水が好まれていたという話もあるので

もしかして実際の話かもと思ったりします。

 

 

 

北末社の三宮社と四大神社

 

霊泉『亀の井』の奥に設置されている北末社。

 

 

 

滝御前社と霊亀の滝

    

 

松尾大社の近くで生まれ育った方が言うには、

この場所が松尾大社で一番神聖な場所とのことです。

そして、

霊泉『亀の井』の隣に松尾大社参拝で楽しみにしていた

3つの庭園の内の二つの庭園があります。

 

 

 

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