自分自身がすべきであるが、できないときにはお金を出す、それが私のやり方だ。
いま、ガザはイスラエルによってそこに住む人びとが「一掃」されようとしている。許せないことだ。イスラエルという国家が現在の地に建国された1940年代後半から、国際社会は不当なことをしたと考えてきた。ヨーロッパのキリスト教徒たちは長期間ユダヤ人を差別し、とりわけナチスドイツはユダヤ人を根絶やしにしようとした。
ヨーロッパ人がそうした差別を克服し贖罪したいとするなら、最適な解決策をとるべきであった。しかし彼らをはじめとした国際社会は、パレスチナに住む人びとをその居住地から追い出し、そこにイスラエルという国家をつくった。差別を続けてきたヨーロッパのキリスト教徒は、ユダヤ人差別の歴史的責任をとらなかった。
その結果が現在のガザのありさまだ。
イスラエルは、ガザから、西岸地区からパレスチナ人を追い出し、その地をイスラエル国家に包摂しようとしている。そこに住む人びとが、殺されようと、けがをしようと、そんなことは一切構わない。それは長い間続けられてきたことだ。多くのパレスチナ人は理由もなく殺され続けてきた。パレスチナ人の怒りと絶望を、私たちは想像しなければならない。
現在ガザや西岸地区で行われているイスラエルの蛮行は、多くの戦争を経る中でつくられてきた国際社会のルールをまったく無視するというきわめて理不尽なものだ。許してはならない!イスラエルは、ただちに戦闘行為を止めるべきである。
The current Israeli brutality in Gaza and the West Bank is extremely inexcusable and totally disregards the rules of the international community that have been created through many wars. It must not be tolerated! Israel must immediately cease its combat operations.
現在、イスラエルの激しい攻撃のその下で、国境なき医師団の医療チームが活動を続けている。今までも国境なき医師団は、世界で医療が求められている現場に行き、医療活動を行っている。そういう人たちを、私たちは支えなければならないと思う。
国境なき医師団が、この問題をユーチューブにアップした。見てほしい。