浜名史学

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チャラチャラの防衛大臣

2016-12-30 09:00:50 | その他
 大臣としての見識も資格もない人物を、ただ極右的な思考を持っているというだけで防衛大臣に任命された稲田。真珠湾から帰国してすぐに靖国神社へ。

 日本以外のどこのメディアも、この靖国参拝を批判している。

 たとえばイギリス紙Guardianは、Anger as Japanese minister visits 'war crimes' shrine after Pearl Harbor trip という見出しを掲げている。靖国を「戦争犯罪神社」としていることに留意すべきである。一般的には、 war shrine 、戦争神社とされている。

 そして後段で、安倍についてはこう記している。

 Abe, who shares many of Inada’s hawkish views, sparked anger in China and South Korea when he visited Yasukuni in December 2013, a year after he became prime minister for a second time.

 稲田のタカ派的な信念の多くを共有している安倍は、2013年12月に靖国を訪れたときに中国と韓国からの憤りを招いた。

That pilgrimage prompted an unusually critical response from the US, which said it was “disappointed that Japan’s leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbours”.

 その参拝は、アメリカからの強い批判的反応を引き起こした。それは、日本の近隣諸国との緊張を増幅させるような行動をとることに失望した、というものであった。

He has not been to Yasukuni since –


 それから安倍は、靖国に行ってはいない。

 要するに、アメリカから批判されれば靖国訪問はやめる、ということだ。宗主国の言うことはきく。その代わりに、タカ派的な思考を共有する稲田に行かせたのではないか。

 属国日本の首相が、やりそうなことではないか。
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