goo blog サービス終了のお知らせ 

浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

デジタル化が進む

2020-05-07 21:46:06 | コロナ
 信じられないことに、COVID-19 の感染に関する情報を厚労省などに送る場合、書式をダウンロードして手書きで記入してファックスで送るというシステムであった。
 
 それが今月中旬、デジタル化されるとのこと。信じられないシステムだが、これが現実であった。

 

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社

2020-05-07 20:27:11 | コロナ
 日本に、プレシジョン・システム・サイエンス株式会社という会社がある。そこでは、全自動 PCR検査システム(geneLEADシリーズ)を製造している。

 同社のシステムがCOVID-19 が流行するフランスで使用され、フランス大使館から感謝状がおくられたそうだ。

 残念ながら、日本政府からは声がかかっていないようだ。

 PCR検査は時間がかかる、人手が足りない・・・・といろいろ理由がつけられるが、日本にはこういう優秀な会社がある。要するに日本政府は、PCR検査をやりたくないのだ。

厚労省による妨害

2020-05-07 19:29:28 | 政治
 厚労省は、PCR検査をとにかくさせたくないのだ。

 ある医院が、PCR検査を民間検査会社に依頼しようとしたら、「帰国者接触者外来と同等の規模であると都が認定した医療機関からでなければ、PCR検査依頼を受けてはならないと厚労省から通達が出ている」と断られたという。

 ということは、巨大病院からの依頼でないと、民間検査会社は検査をしないということだ。

 厚労省は、表向きでは検査を増やすといいながら、実際は増えないように画策しているのである。

PCR検査のこと(3)

2020-05-07 09:15:47 | 政治
 現在、世界各国ではPCR検査が広汎に行われている。一日数万件なされている。何度も書いているが、COVID-19 は賢いウィルスであり、無症状である感染者が存在し、みずからの感染に気付かない感染者が非感染者に感染させてしまう。症状がでた感染者は発見され、病院に隔離されたから、非感染者に感染させることは少なくなる。
 COVID-19 のようなウィルスは、生体に入り込んで増殖するものだから、COVID-19 を制圧するためには、生体をウィルスに貸さない=感染させないことが一番重要なのである。感染させないことこそが重要なのである。

 だから、こうした感染症は、検査して感染者を早期に発見し(そうすれば初期医療がなされる)隔離することが基本中の基本である。

 PCR検査態勢が遅れたアメリカでも、イギリスでも、積極的に検査を行っている。

 ではなぜ日本では検査件数が少ないのか。
 
 まず日本のあらゆる政策は、経済政策に従属しながら展開されている。PCR検査にカネをつかうということは、経済活動に役に立たない、だから日本政府(官僚も)は検査態勢の拡充に消極的なのである。

 次に、日本政府は今まで、国民のために直接カネをつかうということをしてこなかった。日本政府=安倍政権は加計問題などに見られるようにみずからと仲がよい人たち、大企業への補助金に見られるように経済活動を展開してるところにはカネを出してきた(大企業は、安倍政権の支持母体でもある)。日本政府にとって国民は安倍政権と仲が良いわけではなく(国民はネトウヨではない!)、経済活動を主導的におこなっているわけではないのである。だから国民にはカネをつかいたくない、国民にPCR検査をさせるためにカネをつかいたくないのである。

 PCR検査のために、補正予算で49億円しか計上していないことにそれはあらわれている。

 かくも日本政府は、国民と乖離しているのである。

 PCR検査が少ないことの理由がいろいろ挙げられているが、要するに日本政府は国民にカネをつかいたくないのだ。

〈翻訳(一部)〉COVID-19 は、昨年12月にフランスで拡がっていた

2020-05-07 08:15:54 | コロナ
 フランスでの症例見直しは、世界各国における流行について再検討すべきではないか。アメリカも、COVID-19 の前にインフルエンザが流行していたが、アメリカでも検証すべきではないかと思う。

SARS-COV-2 was already spreading in France in late December 2019

(要旨)
 COVID-19 は、2019年12月下旬、フランスでの公的に認められた最初の症例の1ヶ月前、すでにフランスで拡散していた。
 初期の市中への拡散はCOVID-19 の伝染病に関する我々の知識を変える。
 この新しい事例は、流行の理解を変え、モデル研究はこの新しいデータに適応すべきである。

(導入)
 COVID-19の流行は、フランスでは2020年1月下旬に始まったと考えられている。ここでは、2019年12月にパリ北部にある当院の集中治療室に入院した患者の一例を報告するが、病因診断がなく、保存された呼吸器サンプルにPCR検査が遡及的に行われ、COVID-19感染を確認したた。この結果から、COVID-19の流行はもっと早くから始まっていたと考えられる。

 2019年12月、中国で発症した後、新型コロナウイルス(SARS-COV-2)はいくつかの国で拡散し、COVID-19感染症を引き起こした。WHOは2020年3月11日にCOVID-19についてパンデミックと宣言した。フランスは2020年1月24日にSARS-COV-2関連に感染した最初の症例を報告した。 両症例とも武漢への渡航歴があった。私たちの知る限りでは、これら2例はフランスで最初に確認された症例であると考えられている。COVID-19はインフルエンザ様疾患(ILI)を併発することが多く、中国ではCOVID-19の流行に直面していたが、欧州諸国では季節性インフルエンザに悩まされていた。