ぐうたら主婦 きっとの暮らしと遊び

ヘタレな主婦の山歩きとぐうたらな生活の中で思ったことなどを書き連ねてみました。

がんあれこれ

2016-04-10 10:49:21 | 日記
ムラキテルミさんのブログを読んでたら、読者の方で
「がん治療に4000万」
かけた方がいるとかいないとか。

自分もお金があったらそれぐらいお金をかけても
医者と病院を信じ切って、「何故私だけが……」
と運命を恨んだり、呪ったり、医者の言葉や態度にビクビクしながらすごしていたことだろう。
しかし、その方はもう治療が難しいようなことを医者から手紙で告げられたとか。

ショックだろうなあ。

癌は覚悟のいる病気です。
どんな病気でも覚悟は必要でしょうが、癌は特に自分で本当に決めていかないと、
治っても治らなくても後悔また後悔であり、心配の連続であり、
それがまたがんを増長させたりと、誠にへそ曲がりな細胞だと思う。

PET CTなんか何十万もかけて撮ったら、そりゃああなたどんな健康な人だって愕然としますわよ。
「え?あたしの体にがん細胞が……?まさか、まさか???」
ってなってしまいますよ。

人間の体では毎日毎日がん細胞が生まれたり死んだりしているのに、
それの一時期だけの体のがん細胞を見つけて一喜一憂しても仕方がない。
私が、がん手術を前に医者に質問して
「もし、全身に癌細胞が飛び散ってたら、どうしたらいいですか?」
と聞いたら
「どーしよーもないじゃん!」
と医者は言いましたよ。
ビックリして言葉も出なかったですね。

それから入院まで毎晩泣いてましたが、オッパイをすっかり切り取ったあと、
いろいろな事をスパッと吹っ切って、真剣にがんの原因を探し始め、
そして免疫学まで辿り着きました。
オッパイ再建をする金もないけれど、癌はもう恐れるに足りない、と
今は心底思っている。
それよりも恐ろしいのはリンパ節を取ってしまった事による浮腫と
怪我をする事。
血管に細菌が入ると敗血症で死んでしまう恐れの方がうーんとコワイ。
勝手にリンパ節取りやがって!

と、その事だけは今でも根に持っている。しかも、なんの説明もなく。

がんの早期発見早期治療キャンペーンなどやって
マンモグラフィーも大事だけれど、もっと大事なのは
「どうしたら癌になりにくい体になるか?」
「ちっさい癌などは免疫力が上がれば勝手に治るんだから、免疫力を上げるには
どうしたらよいか?」

そっちじゃないのかな?

とっても簡単な事なんだけど、何故医者はそれを教えないのか?

白血病にしか効かない抗がん剤を
なんであっちにもこっちにも使うのか?

もうちょっとお医者さんも自分の頭で考えてほしい。
実際にそうやっている医者もいるのだ。(儲からないけどね)

癌になった事で私は少しばかり自分の体の事をよーく考えるようになりました。
今ではむしろ感謝しているくらいです。