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元禄6年の別子銅山大風雨災害

2019-12-12 11:41:38 | 趣味歴史推論

 本ブログの「切上り長兵衛妻子と播磨新右衛門息女の死因」(2019.9.21)の中で、新右衛門息女の没した元禄6年については、公用帳や年々諸用留には項目の記載がなく、近世別子災害年表にも災害は記載されていなかったと記した。しかしその後の調べで、元禄6年に大風雨災害が起きていることがわかった。

 元禄9年2月付の「別子銅山稼行請負5ヵ年延長訴願」 の中に、1)2

「去る酉(元禄6年)6月21日の大風雨に、蔵13ヶ所・下財小屋200軒余吹つぶされ、」と記載されている。元禄7年4月25日の大火災の10ヶ月前である。

これは、播磨新右衛門息女の没した7月13日より3週間前のことである。

 

この大風雨災害と息女の死は、何か関係はないのだろうか。

 

注 引用文献など

1. 別子銅山公用帳一番 p51(昭和62.10.20  1987)→写真

2. 泉屋叢考 第13輯 p66(昭和42.10 1967)



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