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伊豫軍印(23) 結論:中山琴主が作らせた印であろう

2023-08-06 08:27:44 | 趣味歴史推論
1. 本印は、幕末~明治初期に作られたもので、公家や神官が琴主に贈ったか、琴主自身が作らせたものであるという説を提唱し、検証してきた。
千家尊福、佐草美清は調べる手がかりがなかった。何れも神官であり、軍とはなじまないので、可能性はないと判断した。
よって、琴主と関係した公家、神職は、本印とは無関係であると推定した。
2. 由緒書が無いことが決め手である
もし誰かから贈られたなら、その旨を記したはず。それがないのは自分で作ったからである。
3. 本印の奉納は、絵馬の奉納と同じ意味である。自身の守り印、八雲神社を護る印、故郷の伊予を護る印として奉納したと推定する。本印は、中山琴主が印文を考え、京の印師に作らせた印であろう。字は、自ら書いたのではないか。

まとめ
 結論:中山琴主が幕末~明治初期に京の印師に作らせた印であろう。


筆者は、2023.7.26に土居町天満にある中山琴主の墓に参った。→写真

そして、琴主の墓の先20mの所に、別に探していた人の墓を見つけた。これは、この半年間親しんだ中山琴主の手引きと感謝したい。ほぼ確実と思うが、次回(涼しくなって)からはその人物と天満村、別子銅山との関係について推理していきたい。

写 中山琴主の墓(土居町天満 塚の端墓地内)




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