磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『「物語力」で人を動かせ!』

2006年10月30日 22時54分52秒 | こんな本読みました

この本には、「ビジネスを必ず成功に導く画期的な手法」というサブタイトルが
付いていますが、このサブタイトルは変に商売っ気を連想させて、いただけない。

読み終わって分かったことだけど、この本に書かれていることは、そんな安っ
ぽいもんじゃないね。

運良く、表紙カバーの内側にある、

 「いま、世界のリーダーたちは、『物語』を熱く語って、仕事で成功
  している!」

という言葉に惹かれた。もしこれが無かったら、おそらく読んでいなかった
かもしれない。そういう意味じゃ、ラッキーだった。


というのもこの1-2年自分が経営に取り入れているスタイルが何となく
こういうやり方かな~と思っているものがあったんですが、このカバーの
内側の言葉を見て、

 「アレ、これって私がやっていることじゃないかな~」

と感じたからです。

案の定、読んでみて、「ウンウン」とか、「そう、そう」とうなづく箇所が
たくさんあって、自分で考え出したやり方が理論的に説明されていて、

 「オレって、結構すごいじゃん」

などと、妙にうれしかったり、また

 「そうか~、こういうところはこうすれば、もっと効果的なんだ!」

と勉強になったりしました。

要は、従来「理論万能」だったのですが、理論を追求し続けると、そこで
逆に「理論の限界」が見えてきた。

そしてそれを超えるものとして注目されてきたのが、この「物語法」であり、
「物語力」ということです。

 「単なる『理解』ではなく、『感動』させ、『共感』させる!」

なんか似たようなことを聞いたことがあるな~と思ったら、そうだスコラの
柴田さんが、

 「『もっともだな~』と思うけど、納得していない。
  正論だけど、心に響かない」

って言ってた。

そうなんだよな。やっぱり人って、ある程度の理屈も必要だけど、理屈だけで
動くのって、結構薄っぺらなんだよね。でも、感動、共感があれば、人は
本気で動くんだ。


そういうわけで、先週の愛知大学での講演も、ストーリー性を重視して、
この「物語法」で組み立てて、自分の「物語力」で学生に語った。

でも言っておくけど、決してウソなんか話していない。すべて実体験。
それが学生のみんなに、より腹に落ちるような形で構成しただけですから。


今回の愛知大学の講演は、そういう意味で「理論を越えた物語法」を説くこの
本を読んで、理論強化された「物語法」という何だかみなさんにはさっぱり
分からないだろうけど、書いてる私はすごく納得しているスタイルの初トライ
アルとして最高の場であったし、最高のタイミングでもありました。

実に自己満足的な本日のブログでした。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (池戸)
2006-10-31 09:19:46
ブログにお邪魔いたします。

こっそり読ませていただいてます。



>やっぱり人って、ある程度の理屈も必要だけど、理屈だけで

動くのって、結構薄っぺらなんだよね。でも、感動、共感があれば、人は

本気で動くんだ。



そうなんですよね。

本当にそう思います。

僕もこの本読んでみたいと思います!
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やはり (村瀬)
2006-10-31 10:12:30
学生に紛れ込んで、先輩の講義を拝聴したかったです。
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読んでみて (磯輪)
2006-10-31 23:16:21
 池戸さん

ぜひ読んでみて下さい。

『磯輪日記』も、「こっそり読む」のは禁止
します。堂々と見て下さい。
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残念でした (磯輪)
2006-10-31 23:17:42
 村瀬くん

残念でした。でも私から事前に聞いていたら、
愛知学院でいつまでも待っていることになって
いたかも・・・

それにちょっと学生には見えないかな~?
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