磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『ラプソディー・イン・ブルー』

2009年01月18日 19時48分43秒 | オフ・タイム

クラッシックのコンサートなのに、ジャズ?

わが社の主要仕入先のダイドー株式会社さんのニュー・イヤー・クラッシック・コンサートに
初めてご招待頂いたのですが、パンフレットにはジャズの文字が。

ツノ坊に、

 「行く?」

って聞いたら、

 「小曽根真じゃない! 行きたい!」

頂いたチケットを見ると、

        

とっても可愛らしいデザインのチケットだし、とてもすばらしい席です。


クラッシックとジャズの組み合わせに興味津々で、会場の愛知県芸術劇場コン
サートホールへ出かけたら、普段は人が入らないことの多いステージの後方の
席や、3階席にも観客がびっしりです。

プログラムを見ると、小曽根さんのピアノ・ソロがありますが「曲目未定」と
表示されています。どういうことかと不思議に思いましたが、すぐにその謎は
解けました。

小曽根さん登場すると、

 「ジャズってアドリブ、即興が持ち味なので、どうせならまったくの即興
  だけでやってみようと思い、『曲目未定』としました。

  お客様の中から、5つ音をもらって、その音でこの場で演奏します」

ということで、会場のあちこちから、音を指定させます。

 『シのシャープ』(「これは無い。『シのフラット』だよ」とツノ坊から
          ご指摘がありました)

 『ド』

などなど。そしてその音の順番もきちんと守って、すぐさま演奏。
私は、指定した音の順番どころか、それがどの音かも分かりませんが、
演奏はすばらしかった!

その後、小曽根さんはいったん下がり、お次は恒例のダイドーの山田社長が
セントラル愛知交響楽団を指揮して、ベートーベンの交響曲第3番『英雄』の
第1楽章を演奏しました。

山田社長、よく見ると、左手に包帯が・・・
聞けば、先日年始のあいさつ回りの途中で転んで、手だけでなく、胸も強打
して、腕を振るとまだ痛いそうです。

そんな中で20分近く、元気いっぱいタクトを振る。指揮が上手い、下手って
いうのはさて置いて、怪我を跳ね除けるそのエネルギー、気合、そして楽し
んでやっている様子。拍手喝采。

演奏後の山田社長と司会の女性とのお話も、山田社長の人柄がにじみ出ていて、
とてもよかったです。


休憩時間に、

 「社長」

って掛けられた声の方を見ると、何とわが社のI君。お嬢さんと一緒でした。
エレクトーンを習っているお嬢さんと毎年参加しているそうです。とてもしっ
かりとした、芯の強さが感じられました。将来有名になって、コンサートに
招待してね。ありがとう。


そして後半、メインエベントへ。小曽根さんと交響楽団によるガーシュインの
『ラプソディー・イン・ブルー』の競演。

指揮者の小松長生さん曰く、

 「もう何年も小曽根さんと『ラプソディー・イン・ブルー』を競演して
  いますが、リハーサルも含めて、一度も同じ演奏を聴いたことがない」

今回のソロ・アドリブの部分は、本当に弾けていました。
自由自在に音を操り、聴く者を音の世界に浮遊させてくれる。
絶好の席で、小曽根さんが鍵盤を叩くそのタッチまではっきり見て取ることが
できます。クラシックのコンサートなのに、思わず手や足が動いちゃいました。

まさに、ブラボーって感じ。
ツノ坊と二人でたっぷり堪能させてもらいました。

ダイドーさん、そして山田社長、ありがとうございました。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
One of my most・・・ (Kevin)
2009-01-18 22:34:38
ガーシュインの「ラブソディー・イン・ブルー」僕のone of my most favarite です。
返信する
Unknown (磯輪)
2009-01-19 20:58:20
KEVINさん

実にクールでした。

ちなみに以前ご一緒したNYのブルーノート。
この『ブルーノート』っていう言葉は、ジャズの
仲間では、「いかした音」っていう意味だそうです。
知りませんでした。
返信する

コメントを投稿