昔の勉強会仲間のKさんが、1か月前、自身のSNSでこの本を紹介していました。
このところ、これまで以上に『具体』と『抽象』という言葉が社内で飛び交うようになって
いて、今日のコーチアカデミーでもこれが議論の中心でした。
今のISOWAはそういう時流にあるので、この本、早速読んでみました。
内容は、
本の帯に極めて簡潔にまとめられていました (笑)
でも帯といっても、本の裏側なので、読み終わってから気付きました。(笑)
先週の社内の次世代オフサイトでは、Tさんが
この図を示して、「じゃあ抽象ってどういう風に表現できるでしょう?」と、自説を披露
してくれました。 答えはみなさん考えてみてください。
本で面白かったのは、『喩え(比喩)』と『例え』。同じ『喩え』でもその違いです。
『喩え(比喩)』とは、上の本の帯で言えば 『具体』を一旦抽象化して、もう一度
『具体』に落とし込んだもの。 もう一方の『例え』は、ただ単に『具体』を別の『具体』
に置き換えただけ。
本には『喩え(比喩)』についても、抽象の例として紹介されていました
ちなみに、ISOWAで最も多用されている『喩え(比喩)』って何だと思います?
それは間違いなく、氷山モデル ですよね。
楠木先生も、
「抽象と具体との往復運動を繰り返す、このような思考様式がもっとも
『実践的』で『役に立つ』」
抽象的で、具体的じゃないと役に立たない というのは、『具体』はある特定の条件で
しか成り立たないんですよね。 でも、そういう特定の条件って、ほぼ唯一無二だから、
結局具体的過ぎることは他の人や別のケースの参考にはならない。 それなのに人間は
弱いので、ついつい他人の『具体』例を拝借して、やった、やれた気になる。
Tさんはまた、
「抽象度を上げていくには、いい問いを持つこと」
これに関して本では、
5Wの内、抽象化とはWhy?を考えること
とありましたが、Tさんの言ってることと同じですね。
なぜか?
5Wの内、Why 以外の4つ(What、Who、When、Where)はすべて名詞ひと言で答え
られる。つまり『点』です。
でもWhy だけは、関係性を問うもので、点と点を結ぶ『線』だから。
ということで、みなさん、 レッツ Why!
(もちろんこんな変な英語はありませんから )
図示「一方通行」
抽象化できていますか?
「Aさん→Bさん」の抽象化の図式は、
その場で私なりの考えは発表しました。
Unknownさんはどう表現しました?
私はAさんBさん間に双方向矢印を想像しました。洗練された抽象論は、聞いた人がそれぞれの状況で自分なりに具体化して発信できますものね。
私も理論構築の洗練を目指して、修行を続けます!
双方向ね、なるほど。
Tさんの考えは、Iさんと私の考えを
ちょうど足し合わせたものでした。
詳しくは、本人に直接問い合わせて (笑)