名は体を表す

 

昨日は、兵庫から4名、大阪と名古屋からそれぞれ１名、合計で６名の

方が　「ＩＳＯＷＡの社風を味わってみたい」と来社されました。

 

関西組は、これまでも色々なご縁を作ってくださっている大学のY先輩がハブに

なって、各方面の方がいらっしゃいました。

他方、ただ1人の名古屋組のKさんは、２月にお引き受けした　

中部財界セミナーでの私の講演を聞いてくれた方です。講演直後の懇親会で

質問に来られ、その後も熱心にメールを頂いたので、Y先輩がらみの

見学会に、潜り込ませてもらいました　笑

 

この６名を最初にお迎えしたのは、小倉塾でプレゼンを磨いてきた

入社１０年目のIくん。自分が大切にしている『相互理解』について、

1年後輩のSくんとのやり取りから学んだことを語ってくれました。

 

その後のディスカバーＩＳＯＷＡツアーでは、3ヶ月間の研修中の新入社員の

中から３名が自分語りしてくれました。

 

最初は調達グループで研修中のSさん。

緊張する中、就活で感じたＩＳＯＷＡと入社後のＩＳＯＷＡの差が無かった

というエピソードを、しっかり語ってくれました。

 

工場では、組立道場で鍛えられているTくんとOくん。

フレッシュなTくん、そして貫禄すら感じるOくん。

二人とも実に頼もしかった。ＩＳＯＷＡの未来は明るいな〜

 

 

ツアー中、そしてその後のオフサイトの中で、参加者のお一人であるS先生

から面白い質問がありました。

 

ひとつは、自分語りしてくれたTくんとOくんに、

 

　「ＩＳＯＷＡのみなさんは、自分の会社のことを『弊社』と

　　言いませんね。　ＩＳＯＷＡと呼びますね。　何故ですか？』

 

これに対して二人は、

 

　「？？？　そう言えばそうですね。

　　でもまったく意識していませんでした。

　　先輩たちもみんなＩＳＯＷＡと言います」

 

それを受けて私から、

 

　「私、『弊社』という言葉があまり好きじゃないんです。

　　そうは言ってもお客様に対しては使うこともありますが、

　　それでもできるだけ『私たち』と言うようにしています。

　　ただ風土改革に興味を持って来社されるみなさんに、『弊社』と

　　謙る必要は無いと思うんです。お互い対等ですから。

　　だから『弊社』は使わないんです。」

 

ＩＳＯＷＡビトが『弊社』と言わないのは、こういう私の影響かもしれま

せんね。

自分の会社をどう呼ぶか。　ここに結構『社風』『風土』が現れると思います。

 

 

もうひとつは、Iくんの自分語りの直後に、やはりS先生がIくんにこんな

ことを言われました。

 

　「ひょっとして私の聞き間違いかもしれませんが、社員のみなさん、

　　社長のことを『社長』とは呼んでいませんよね。。。」

 

そうです、みんな私のことを『英之さん』と呼んでくれます。

 

　「社長はどちらがいいんですか？」

 

って言われても、私がみんなにお願いして、こう呼んでもらうようにした

張本人ですから　笑　　なぜ、ＩＳＯＷＡでは、お互い、肩書きで呼ばない、

さんづけで呼ぶことにしたのか？　その時の私の想いを披露しました。

 

S先生からのふたつの投げかけを受け、以前、ある方から、

 

　「ＩＳＯＷＡさんは自分たちのことを『ＩＳＯＷＡビト』って呼ぶん

　　ですね。会社への愛着、誇りがなければ、そんな風に社員は言いま

　　せんよ」

 

と驚かれたことを思い出しました。

 

呼び方を変えれば風土が変わる　なんてことはありません。

呼び方も氷山の上ですから。　

氷山の下が変わっていくに従って、呼び方も変わっていく。

そう、『名は体を表す」　これも風土改革の一例です。