静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

アーク溶接実習2

2019年06月21日 09時00分00秒 | 実習

YouTubeの漁業学園チャンネルにカッター遠漕をアップしました。
生徒のがんばりをご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

アーク溶接実習の後半です。
ときどき「目を休める」休憩を入れながら、練習を重ねました。
楽しそうにやっている写真をご紹介します。


さて、溶接実習が終わると水泳訓練に突入です。
始めはプールで行います。
水深の深いプールを求めて、静岡市、富士市まで遠征です。
でも、プール内は撮影禁止なので様子をお知らせできません。
海での練習になったらご紹介します!

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
昨日は、「漁師でも学力は必要」と書きました。
ここで注意が必要なのは大学出などの高学歴の人。
もちろん、学力は十分なんですが、考えすぎる場合があります。
それが足を引っぱります。
新人の漁師は、「とにかく人より動く」ことが求められます。
さっと動かなくてはいけない場面で「なんでこんなことを俺がするんだ?」と思うのはマイナス。
新人なら、とにかく動いて仕事を覚えるのが優先です。

学園にも大卒者が入学することがあります。
大卒であっても、やるべきことは中学卒業者と同じです。
そこに疑問を持つようだと、現場に出てから困ります。

逆言えば、「他の人より動く。それが楽しい!」と思えるくらいなら漁師が向いていますよ。

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アーク溶接実習1

2019年06月20日 09時00分00秒 | 実習

YouTubeの漁業学園チャンネルにカッター遠漕をアップしました。
生徒のがんばりをご覧ください!
https://www.youtube.com/channel/UCsItlPZhzc98RK7zhYqUOow

さて、ガス溶接に続き、電気を使うアーク溶接実習です。
ガス溶接より高度な作業になるので、実習も3日間に増えます。

最初は講義なので、眠気と戦う人も?
溶接は学園を7時出発で清水テクノカレッジに出かけることもあって、ちょっと眠い人もいたようです。


実習となると全員復活!
実際の作業の方が楽しいよね。
強い発光に気をつけて練習です。


生徒の横に「アルゴンガス」のボンベがあります。
アルゴンガスで空気を遮断(しゃだん)することで強度が上がります。

アーク溶接も最後に修了試験がありますよ!

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
漁師は学歴不問の世界です。
中卒とか高卒などを聞かれることはまずないし、
高学歴だからと優遇(ゆうぐう)もありません。
それでも、海技士取得を考えれば学力も必要ですが、中学までの内容で大丈夫です。

そうは言っても、中学の内容もあやしい人も少なくありません。
「中学で学習することを、おおよそ理解している」のは
世の中に半分もいないのはないでしょうか?

もし学園に来て、海技士の筆記試験に合格したい!
と言うことなら、
 割り算、かけ算ができる。分数の計算ができれば、さらに良い。
 新聞などの漢字の書かれた文章を読むことができ
と言うレベルの学力が欲しいです。
(この学力がなければ、入学できない・・・と言うのではないですよ)

もし、自信がない方はご相談くださいね。

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実習 ロープ加工

2019年06月19日 10時05分22秒 | 実習

三本撚(ひね)りロープの加工です。
三本撚りとは、三つのヒモをねじって作られた、よく見るロープです。

さてホワイトボードを見ると
 三本刺し
 七本刺し
と書かれています。
実習の先生が作成したテキストに、このように紹介されています。
どちらも、三つのヒモのそれぞれを三回刺しこみます。
最初の一回目で、三本のうち一本を二回刺すのが七本刺しです。
名称と刺す回数が一致しないので分かりにくいですね。


七本刺しの方が手間がかかる分、きれいに仕上がります。
今の漁師は三本刺しが多いようです。
しかし、学園生は両方できるので、感心されます!


テキストでは分かりやすいように色分けしています。
実習でも最初だけ三色のテープを貼ります。

できあがりを先生に見てもらいます。
OKがでると、ホワイトボードに書き込み、次の段階に進みます。
きれいに出来ないとOKがでませんよ!

混乱する生徒も多く、他の職員も生徒を個別に、アドバイスします。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
6月の見学会は29,30日です。
8月にはオープンキャンパスもありますよ!

 園長のつぶやき
梅雨に入って、暑かったり涼しかったり。
ひ弱な私は、すっかり体調を崩しています。
気象病って言うんですね。
とほほ。
でも、私以外は職員も生徒も元気です。

さて、定例幹部職員会議に行ってきました。
知事ほか県の幹部職員に、各部局の取り組みが紹介される会議です。
私はもちろん学園のことを発表しました。
県は大きな組織なので、学園のことを知らない人も多いのです。

発表時間は2分!
十数名の発表がありましたが、みなさん4分以上でした。
みなさん、言いたいことがたくさんあって、時間がのびるんでしょうか。
私は2分に納めましたよ!
だって、時間厳守!って言われてますから。

長く話しても、それが相手の記憶に残るかは別問題。
長~いお説教も、ぜんぜん記憶に残らないことはありませんか?

私は生徒へのスピーチも短く話すことを心がけています。
基準は
 1分 ベスト(一番良い)
 2分 ベター(まあまあ)
 3分 マックス(めいっぱい)
です。
「これだけは!」というポイントに絞り込みます。
ちょっとでも生徒の頭に残ればしめたもんです。

今回の発表では「海技士」を詳しく話しました。
全員の発表後に知事からコメントがありましたが、そこで「海技士」というワードが出ました。
うれしかったです。作戦成功かな?

えっ、つぶやきが長い?
うーん、ごもっとも。
その代わり、つぶやき以外の文は短くしてるんですよ!

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ロープワーク実習 防舷材の固定

2019年06月18日 10時05分02秒 | 実習

学園で行う実習は、すべて漁船で実際に使うものです。
今回は防舷材(ぼうげんざい)の固定。
防舷材は船の側面などに吊す、船が岸壁(がんぺき)で傷つかないようにするクッションです。
以前は古タイヤをよく使いましたが、最近は空気の入るゴム袋が多いです。


この日は、床にひくゴムシートを防舷材にみたてて吊しました。
すばやく適切な高さに調整する必要があります。
実習棟の手すりを使って練習しました。


船の上では、なんでもかんでもロープで固定です。
防舷材も、そのうちの一つに過ぎません。

 園長のつぶやき
学園の日課の半分は講義です。
だから、ブログでも、もっと紹介したいんです。
・・・問題は、写真が毎回同じ感じになってしまうこと。
このため、どうしても実習や見学の紹介が多くなります。
ごめんなさい。なんとかしなくちゃ!

さて、学園の講義は海技士になるための授業です。
海技士がないと大型船で航海士、機関士、あるいは船長と行った給料の高い職に就けません。
ですから、とても大事な資格なんです。

逆に言えば、大型船で働くことがなければ海技士は不要です。
生徒のなかには、沿岸の小型船に就職する人もいます。
だから「海技士の勉強はいらない」と思う人は浅はかです。

知識があれば、物を見る目や判断力は違ってきます。
海技士はプロの船乗りの資格です。
例え日帰りの沿岸漁業であっても、海や船の知識はあった方が良いのです。
それが船の上で自分の身を守ることにつながります

ましてや、沿岸漁業に就職したら海技士の勉強をすることはないでしょう。
だからこそ、生徒全員が学園にいる間に学んで欲しいと思います。

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カッター訓練 遠漕2

2019年06月17日 09時00分00秒 | 実習

カッター遠漕の続きです。
帰りは追い風になってグングン進みます。


さて、今回は特別コーチを呼びました。
大学ではカッター部の経験がある研究所の隈部さんです。
彼女の参加で生徒のパワーが二割アップしたとか?


今年は午前中に焼津着。
最後にお世話なったボートをきれいにしました。


生徒が多くなって、すこし楽に進んだかも知れませんが、全員ががんばったことも事実!
今年の生徒は辛いカッター訓練も明るく乗り切ってくれました。

参加してくれた隈部コーチも
「自分がやったのは競技カッター。
 それだと比較的、短時間だし終わりがわかる。 
 遠漕はいつ終了するか分かりにくいけど、
 生徒のみなさん、最後までモチベーションを切らさなかった。
 感心しました」
とのお褒(ほ)めの言葉をいただきました!

 園長のつぶやき
高校を巡回すると、三年生は就職先を決める準備にかかっているようです。
自分のことを思い出しても、やりたい仕事を決めるのは簡単ではありません。
そして、やりたい仕事があっても、すべての人が実現することはありません。

それを考えると、自分の仕事を決め学園に来た生徒たちは
 早くに仕事を決めて、すごいね
という思いと同時に
 自分の決めた仕事に進めて良かったね
と思います。

本人たちに自覚(じかく)はないかも知れません。
でも、
 自分の目指す仕事をみつけられたこと
 その仕事につく手段があったこと
どちらも、とても恵まれたことだと思いませんか?

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