静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

わかたか実習

2019年06月11日 09時42分20秒 | 実習

今年度は「マグロはえ縄漁船」を希望する生徒が何人かいます。
これは最近にはない状況。
うれしいです。
そんなこともあって、実習船わかたかでブラン手繰(たぐ)りの練習をしました。


ブラン手繰りの「ブラン」は「はえ縄」につける枝縄(えだなわ)のことです。
これを幹縄(みきなわ)から外し、すばやくコイルのように巻いて収納するのが「ブラン手繰り」です。


同時に操船練習もしました。
見てのとおり「べた凪(なぎ)」でした。
が、船酔いの生徒もいたようですよ。


学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
ブラン手繰りはマグロ漁の基本作業です。
ブランは何千本もあるので、ゆっくりやる暇(ひま)はありません。
かと言って、雑にやると翌日の漁で困ります。
実習の先生がお手本を見せてくれますが、さすがプロの技!です。
ロープがねじれていようが、何事もないようにコイル状に巻き取ります。

最初はだれでも上手にできません。
しかし、いつまで経ってもうまくできなければ「使えないやつ」の評価がでます。

最近のマグロ船では、ブラン手繰り用の機械が使われます。
ただし、ねじれたロープはダメで人がねじれを取る必要があります。

漁業の世界も機械化が進んでいます。
それでも、「機械しかできない」なら、トラブルに対応できません。
ブラン手繰りも、まだまだ必要な技術です。

コメント
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