静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ロープワーク実習 防舷材の固定

2019年06月18日 10時05分02秒 | 実習

学園で行う実習は、すべて漁船で実際に使うものです。
今回は防舷材(ぼうげんざい)の固定。
防舷材は船の側面などに吊す、船が岸壁(がんぺき)で傷つかないようにするクッションです。
以前は古タイヤをよく使いましたが、最近は空気の入るゴム袋が多いです。


この日は、床にひくゴムシートを防舷材にみたてて吊しました。
すばやく適切な高さに調整する必要があります。
実習棟の手すりを使って練習しました。


船の上では、なんでもかんでもロープで固定です。
防舷材も、そのうちの一つに過ぎません。

 園長のつぶやき
学園の日課の半分は講義です。
だから、ブログでも、もっと紹介したいんです。
・・・問題は、写真が毎回同じ感じになってしまうこと。
このため、どうしても実習や見学の紹介が多くなります。
ごめんなさい。なんとかしなくちゃ!

さて、学園の講義は海技士になるための授業です。
海技士がないと大型船で航海士、機関士、あるいは船長と行った給料の高い職に就けません。
ですから、とても大事な資格なんです。

逆に言えば、大型船で働くことがなければ海技士は不要です。
生徒のなかには、沿岸の小型船に就職する人もいます。
だから「海技士の勉強はいらない」と思う人は浅はかです。

知識があれば、物を見る目や判断力は違ってきます。
海技士はプロの船乗りの資格です。
例え日帰りの沿岸漁業であっても、海や船の知識はあった方が良いのです。
それが船の上で自分の身を守ることにつながります

ましてや、沿岸漁業に就職したら海技士の勉強をすることはないでしょう。
だからこそ、生徒全員が学園にいる間に学んで欲しいと思います。

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