研究所の調査船、駿河丸の見学に行ってきました。
駿河丸は134トン、1995年に建造されました。
調査船としては老朽化が進んでいて、近く新船になる見込みです。
サバ、サクラエビ、トラフグ、キンメダイなどの調査や海洋観測を行っています。
学園で無線の講義を行ってくれたのも、この駿河丸の通信長です。
駿河丸は134トン、1995年に建造されました。
調査船としては老朽化が進んでいて、近く新船になる見込みです。
サバ、サクラエビ、トラフグ、キンメダイなどの調査や海洋観測を行っています。
学園で無線の講義を行ってくれたのも、この駿河丸の通信長です。
船内には学園の教材と同じモノがいろいろあります。
例えば甲板。
例えば甲板。
ウインドラスというチェーンの巻き上げ機。
学園の玄関にもあります。
そして操舵室。
学園の機器は、この秋に入ったばかりですが、本当に船で使われていることが分かります。
こちらが学園の機材。今年の9月に入った新品です!
同じ船でも、漁船と調査船は多くの違いがあり、生徒の参考になったと思います。
ちょうど取締船「あまぎ」が港内に停泊していたので、見学させてもらいました。
「あまぎ」は34トン、2011年に建造されました。
取締船なので34ノット以上のスピードがでる高速船です。
駿河丸より小さいので、生徒を三班に分けて見学しました。
取締船なので34ノット以上のスピードがでる高速船です。
駿河丸より小さいので、生徒を三班に分けて見学しました。
漁師になったら「あまぎ」のお世話にならないようにしないとね!
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
各県にある水産研究所、水産試験場では調査船を保有しています。
・・・が財政事情により廃船も少なくありません。
各県にある水産研究所、水産試験場では調査船を保有しています。
・・・が財政事情により廃船も少なくありません。
本県の場合も、遠洋調査船「富士丸」、沿岸調査船「あまぎ」「初島」が廃船となりました。
「あまぎ」の名称が、取締船に受け継がれています。
遠洋調査船「富士丸」は1906年に初代が建造され、7世富士丸まで続きました。
初代富士丸は日本で最初のエンジン付漁船で、焼津が遠洋漁業基地になった礎(いしずえ)となりました。
初代富士丸は日本で最初のエンジン付漁船で、焼津が遠洋漁業基地になった礎(いしずえ)となりました。
なかでも6世富士丸は491トン、定員65名と大型でした。
と言うのも、定員40名の学園生の実習にも使われたからです。
研究所の施設として、これだけの大型船を維持するのは大変です。
2010年に7世富士丸が廃船となり、その代わり実習船「やいづ」が大型化。
学園生も水産高校といっしょに遠洋乗船実習を行う現在の体制になりました。
学園生も水産高校といっしょに遠洋乗船実習を行う現在の体制になりました。
実習船やいづを使うことで良いことも悪いこともあります。
水産高校と学園は同じ県の施設ですが、組織的にはかなり違います。
水産高校は教育委員会、学園や研究所は知事部局です。
近そうで遠いのが水産高校です。
一方、学園と研究所は同じ水産関連の部局のため、連携も多く職員の行き来もあります。
このため、富士丸を使っていたときは実習海域、実習時期も融通(ゆうづう)がききました。
以前は多くあった他県の漁業学校に寄港することもあったようです。
以前は多くあった他県の漁業学校に寄港することもあったようです。
良くなったのは、水産高校の専攻科生と乗船することが刺激になること。
専攻科生の多くは19才で学園生徒とほぼ同年齢。
海で働くことをめざすのも同じですからね!
専攻科生の多くは19才で学園生徒とほぼ同年齢。
海で働くことをめざすのも同じですからね!