7月最後のブログは大掃除です。
普通なら、
「この暑いのに、掃除なんかやってられるか!」
って声がありそうですが、翌日は終業式。
夏休みを前に、生徒は元気に掃除をしてくれました。
8月にはオープンキャンパスもあるので、目につくところ、目につかないところ、全部キレイにしました。
航海実習棟はシューズのゴムが床にこびりついているので、プラスチック定規でひとつひとつ削り取ります。
なんか、効率的な方法ないですかね?
暑いので、上半身は裸でやる生徒も多数。
門の蝶番(ちょうつがい)は、グリスアップもしておきました。
オープンキャンパスも、残るは私の準備だけ!かな。
明日からのブログは一学期中の未使用写真を、私のつぶやきと共にご紹介します。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
8月のオープンキャンパスの申し込みを受付中です!
詳しくはホームページをご覧ください。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
昨日に続き、運転免許の話しです。
学科試験だけで簡単に取得できるものがあります。
そう、原付免許です。
50cc未満のオートバイ(以下、原付)が運転できます。
制限速度は時速30kmです。
この原付バイクですが、小さいし、スピードも出ないので比較的安全と思っている方がいます。
だから、息子さんが
「バイクに乗りたい」
と言ったときに
「原付なら良いよ」
ってことになります。
実際には、話しはそんなに単純じゃないですよ。
原付免許が学科試験だけで簡単に取得できるのでお手軽です。
一方で、50cc以上のオートバイは自動二輪運転免許が必要です。
クルマと同じで、自動車学校に行き、学科、技能の講習を受けます。これに意味があります。
加えて原付の制限速度、時速30kmが必ずしも安全でないこと。
クルマの少ない道路ならともかく、通行量が多い道では原付はどんどん抜かれます。
抜かれやすいように左端を走りますが、それでも危ないです。
すぐ横を大型ダンプが抜いて行くんですよ。
他にもブレーキを含む車体の作りがチャチなど...
街中では原付より大きなバイクで、クルマと同じ速度で走る方が安全なことが多いです。
そして、原付に乗るにしたって自動二輪免許取得者の方が安全面で有利です。
それはオートバイの特性を良く理解しているし、運転する時の技能も高いからです。
前置きが長くなりました。
船の免許は20トン未満の「小型船舶操縦士免許」と20トン以上に必要な「海技士免許」があります。
沿岸漁業で使う船は、ほとんど20トン未満。小型船舶の免許は数日の講習で取得できます。
学園の生徒には
「自分は沿岸漁業だから、海技士はいらない」
と言って、勉強をしない人がいます。
確かに、海技士試験に合格するのは簡単じゃないですからね。
ですが、海で仕事をする以上、船についての高度な知識、技能がある方がより安全に操業できることは言うまでもありません。
学園には以前、「沿岸漁業コース」がありました。
今はもうありません。
沖合、遠洋の大型漁船に乗る技術があれば、沿岸漁業はカバーできると言うことです。
例えば、海技士になるために勉強する海事法規(かいじほうき=船を運航する時の法律)や気象...
沿岸で小型船を使う時にだって必ず役に立ちます。
優秀な漁師は魚をたくさん捕るだけでなく、安全に操業できる人のことですよ!