5月14日
御前崎地区にある漁業関係施設などを視察してきました
・ 南駿河湾漁協
南駿河湾漁協は、御前崎魚市場を開設、運営しています
この市場には、近海カツオ、キンメダイ、シラス、サワラなどが水揚げされています
写真がありませんが、視察当日にはカツオの水揚があり、市場での競りの様子などを見学しました

市場業務が落ち着いた後に、漁協職員の池田さんから南駿河湾漁協についての講義を受けました
漁業者組織である漁協について、生徒諸君は興味深く聞いていました。
漁協は、産地魚市場を開設、運営以外にも、漁業活動に必要な氷や油などの販売、共同漁業権の管理をしています
一言で表すと、漁業者が漁業に専念できるようにサポートしている組織となります。


さらに、カツオ漁船の機関長を務めていた川口さんから、近海カツオ漁業について詳しいお話をしていただきました
漁業者の皆様のお話は、生徒諸君にとって参考になる貴重な内容でした
・ 温水利用研究センター
卵から稚魚まで魚介類を育てた後に、海に放流して自然界で漁獲サイズまで育ってから漁業資源として利用する
これを栽培漁業と呼んでいます
例えば、静岡県沿岸周辺に生息するマダイでは、栽培漁業により自然界での生物量が回復しました
獲るだけでなく、海に生息する量を人の手で増やすことをしています
温水利用研究センターは、魚介類の親を飼育し、卵を産ませて稚魚まで育てることを仕事しています


佐竹所長から、栽培漁業についての講義を受けました

生まれたばかりの魚に与える餌です
センターの職員が餌も育てています
普段は見ることのできないものです

最後に、御前崎の特産品として知られるクエの養殖状況をみせていただきました
高級魚であるクエの生きている姿は、なかなか見ることができません
生徒諸君は、水槽に噛り付いて覗いていました
漁協、市場でのセリ、カツオ船、栽培漁業と、1日で多くの事を見てきました
どれも重要な事ですが、生徒諸君は何が一番面白かったでしょうか?
感想文で教えてくださいね
池田さん、川口さん、佐竹さん、貴重なお話をありがとうございました。