夏休みに入り、静かな学園となっています。
さて、まだご紹介していなかった先週のお話しです。
私の大学時代に歌った水産逍遥歌の一節
「波の彼方の南氷洋は
男多恨の身の捨て所
胸に秘めたる大願あれど
生きて帰らん望みは持たじ」
これを歌ったのは三十年以上前です。
でも、その時も違和感ありました。おかしいよ。
生きて帰らなければダメです。
昔の遠洋の海は、未知の世界であり、船の生活も今より過酷。
ここまで思い詰めなければ出漁できないこともあったんでしょうね。
現在は全然違います。
遠洋漁船の海難はほとんどありません。
大事なのは海が危険であることを認識した行動です!
・・・と私が言っても説得力がないので、清水海上保安部の方に来ていただいての講義です。
グループディスカッションにより安全を考えたり、最新のライフジャケットの使い方を教えていただきました。
漁師を含めて、ライフジャケットを着けない人は現在でもいます。
これが生死を分けますよ。
面倒がらずに必ず装着してくださいね。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
8月のオープンキャンパスの申し込みを受付中です!
詳しくはホームページをご覧ください。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
今日の午前中に見学がありました。
・・・かなり遠い県からです。
で、この人は水産高校を卒業して、すでに1年以上漁船に乗っています。
そう、もう漁師なんです。
それでも、静岡県の大型漁船に乗りたいと言うことで来てくれました。
若い人が、現状に満足せずに上を目指すのはすばらしいです。
帰るまでに、ちょっと時間があったので焼津漁港内を案内しました。
海まき船がお気に入りのようで、目を輝かせて見ていました。
来年、入学してくれたらうれしいなぁ。
今年も水産高校から2名が入学しています。
年々、良い人材が増えているのを感じています。