わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

南相馬から

2012年04月19日 | 日々雑感
福島県の南相馬市に行ってきました。

放射能の影響で立ち入り制限となっていた南相馬市小高地区。

一昨日、その制限が解除されました。

海岸から2~3㎞くらいに集落が形成されています。


▼何もない。地盤も沈下した





3月11日、津波が来るということ、地区の皆は逃げたそうです。

夕方、そして夜に帰ってきて、家や地区の惨状を目の当たりにして、どんな気持ちだったでしょう。

そして翌日の3月12日。

福島第一原発が爆発して、小高地区住民はただちに避難になったということです。



そして1年後。

小高地区に足を踏み入れました。

1年前がそのままです。

立ち入り制限なので、一般の人は入れていなかったのでしょう。

本当に津波直後そのまんまの状況です。

海から遠いコンビニも、あの時の飲み物と食べ物が、そのまんま残っています。


▼津波がコンビニを突き抜ける




▼中には、飲み物も食べ物も残っていた





家も、車も、店も、電柱も、道路も、街中が何もかも、すべて津波を受けたそのまんまです。

まさに、あの瞬間から、時が止まっているようです。


▼民家の中も、そのままです




▼農道のあちこちに、車が残されている




▼1年後に、まだこんな状況




震災直後から数か月、被災地には必ず、そしてひっきりなしに見られた自衛隊の車両も、災害派遣車両も、ボランティアの姿も、見かけません。

時折通るのは、警察の車だけ。

そして、1年ぶりにようやく家に帰ることがれた人々が、家の前でただただ呆然と立ち尽くしています。

その静寂さと冷たさに、想わず吐き気をもよおすほどでした。


ここを直視すれば、東日本大「人」災の復興はまだまだ先なんだなと改めて思いました。


代表 辻だいち


最新の画像もっと見る