9月8日・9日と、宮城県南三陸町に行ってきました。
前々からこのブログでも紹介していましたが、全国のへき地6か所のこどもたちが一同に会するこどもフォーラムです。
▼未来を語ろう! 全国こども環境フォーラム
6か所とは、以下の通りです。
北海道浜中町。
宮城県南三陸町。
福島県鮫川村。
福井県若狭町。
沖縄県国頭村。
そしてわが長野県泰阜村。
ハンディキャップが多い全国のへき地。
そのへき地で地道に実践されるこどもたちの環境活動。
その活動を持ち寄って発表する。
他の地域の活動を知って、自分の地域に持ち帰る。
全国のへき地同士が、こどもによってつながっていく。
それを通して、被災地支援はもちろん、オールジャパンでこどもの教育を行うというモデルにしたいと、強く想い、準備を進めてきました。
私はこのフォーラムの実行委員長です。
当初は交通の便で集まりやすい仙台での開催を考えていました。
時間がある地域のこどもたちはオプションで沿岸地区の被災地に行こうと。
でも、8日・9日の1泊2日で全国から集まるこどもたちに、時間の余裕などあるわけがありません。
このフォーラムはNPOグリーンウッドが主催するものですが、主催者としてどうしても被災地のど真ん中で開催することにこだわりました。
南三陸町歌津地区に集った全国のこどもたち。
被災地歌津在住のこどもたちが、ホスト役になって2時間ほど、被災時の状況を紹介しながら、歌津地区を練り歩きました。
歌津地区の伊里前小学校の兵藤校長先生も、全面的に協力してくれました。
▼南三陸町歌津地区。何もない状況。
▼伊里前小学校の校庭は仮設住宅
▼校長先生が案内してくれた。学校から海を見る。
▼学校から見た海と街
▼山の中に、まだ車が残ってる。というか、こんなところにまで津波で押し流された。
全国のこどもたちは、テレビの映像だけでしか見ていなかったあのシーンが、今、自らの目の前に広がっていることに、息をのみました。
そして、その状況から立ち直り、こどもらしく生きる被災地のこどもたちの姿を見て、案外普通に過ごしていることに逆に拍子抜けもしました。
それでいいのです。
自分の五感で被災地の状況を感じることがどれほど大事か。
北海道から、沖縄から、遠かったでしょう。
でも、足を運んで、自分の目で聞いて、自分の耳で聞いて、自分の鼻で臭いを嗅いで、自分の肌で風を感じて、自分の舌で被災地の味を感じて、そうして初めてわかることが多かったのでしょう。
その後のフォーラムでの発表は、素晴らしいものでした。
そしてこどもどうしの交流も。
▼北海道浜中町のこどもたち発表
▼宮城県南三陸町のこどもたちの発表。「元の川と海に戻ってほしい」という言葉にぐっときた。
▼福島県鮫川村のこどもたちの発表。「福島に遊びに来てほしい」という言葉にもぐっときた。
▼長野県泰阜村のこどもたちの発表
▼福井県若狭町のこどもたちの発表
▼沖縄県国頭村のこどもたちの発表
▼北海道教育大の前田和司先生の講評
なぜ? この時期に?
なぜ? 南三陸で?
なぜ? こんなフォーラムを?
理屈や理由がないと動けないことも多いでしょう。
でも、理屈や理由抜きに、こどもたちは感じるのです。
現地まで足を運ぶ意味が、こどもながらにわかったことでしょう。
そこでの出逢いがどれほど重要なことかもわかったことでしょう。
あれこれ考えて、この機会を失うことなかれ。
出逢いから、次の動きが始まります。
▼左から、沖縄、北海道、宮城のこどもたち
▼長野、北海道、福島のこどもたちと、大学生
▼別れの朝、お互いの学びを伝え合う
こどもたちのこの出逢いの場を用意したのは、6地域の大人たち。
この大人たちの集まりを「元気なへき地ネットワーク」と呼んでいます。
「どっちがへき地か勝負しよう」と、不利な条件を笑い飛ばす愉快な仲間たちです。
私は一応このネットワークの幹事長。
6地域の大人が仲良く手をつなぎ、へき地に横たわる課題をへき地どうして解決しようと努力しています。
だからこそ、その6地域のこどもたちの出逢いの場を創ることができました。
小さく、弱い地域。
そこに住む人々の、細々とした暮らしの営み。
その力を侮ることなかれ。
小さな力を信じて、力をあわせれば、素敵なことができます。
弱く、小さな力を信じること、あきらめないこと、支え合うこと。
南三陸でのこどもフォーラムから、改めて、そのことを強く感じました。
南三陸のフォーラムを開催するにあたり、ご尽力いただいた関係の皆様に、この場をお借りして厚く御礼もうあげます。
ありがとうございました!
▼「また会おう~」と、南三陸のこどもたちが見送り
▼おまけ。長野新幹線に初めて乗る長野県のこどもたち(笑)と、それを撮影する引率の先生(笑)
前々からこのブログでも紹介していましたが、全国のへき地6か所のこどもたちが一同に会するこどもフォーラムです。
▼未来を語ろう! 全国こども環境フォーラム
6か所とは、以下の通りです。
北海道浜中町。
宮城県南三陸町。
福島県鮫川村。
福井県若狭町。
沖縄県国頭村。
そしてわが長野県泰阜村。
ハンディキャップが多い全国のへき地。
そのへき地で地道に実践されるこどもたちの環境活動。
その活動を持ち寄って発表する。
他の地域の活動を知って、自分の地域に持ち帰る。
全国のへき地同士が、こどもによってつながっていく。
それを通して、被災地支援はもちろん、オールジャパンでこどもの教育を行うというモデルにしたいと、強く想い、準備を進めてきました。
私はこのフォーラムの実行委員長です。
当初は交通の便で集まりやすい仙台での開催を考えていました。
時間がある地域のこどもたちはオプションで沿岸地区の被災地に行こうと。
でも、8日・9日の1泊2日で全国から集まるこどもたちに、時間の余裕などあるわけがありません。
このフォーラムはNPOグリーンウッドが主催するものですが、主催者としてどうしても被災地のど真ん中で開催することにこだわりました。
南三陸町歌津地区に集った全国のこどもたち。
被災地歌津在住のこどもたちが、ホスト役になって2時間ほど、被災時の状況を紹介しながら、歌津地区を練り歩きました。
歌津地区の伊里前小学校の兵藤校長先生も、全面的に協力してくれました。
▼南三陸町歌津地区。何もない状況。
▼伊里前小学校の校庭は仮設住宅
▼校長先生が案内してくれた。学校から海を見る。
▼学校から見た海と街
▼山の中に、まだ車が残ってる。というか、こんなところにまで津波で押し流された。
全国のこどもたちは、テレビの映像だけでしか見ていなかったあのシーンが、今、自らの目の前に広がっていることに、息をのみました。
そして、その状況から立ち直り、こどもらしく生きる被災地のこどもたちの姿を見て、案外普通に過ごしていることに逆に拍子抜けもしました。
それでいいのです。
自分の五感で被災地の状況を感じることがどれほど大事か。
北海道から、沖縄から、遠かったでしょう。
でも、足を運んで、自分の目で聞いて、自分の耳で聞いて、自分の鼻で臭いを嗅いで、自分の肌で風を感じて、自分の舌で被災地の味を感じて、そうして初めてわかることが多かったのでしょう。
その後のフォーラムでの発表は、素晴らしいものでした。
そしてこどもどうしの交流も。
▼北海道浜中町のこどもたち発表
▼宮城県南三陸町のこどもたちの発表。「元の川と海に戻ってほしい」という言葉にぐっときた。
▼福島県鮫川村のこどもたちの発表。「福島に遊びに来てほしい」という言葉にもぐっときた。
▼長野県泰阜村のこどもたちの発表
▼福井県若狭町のこどもたちの発表
▼沖縄県国頭村のこどもたちの発表
▼北海道教育大の前田和司先生の講評
なぜ? この時期に?
なぜ? 南三陸で?
なぜ? こんなフォーラムを?
理屈や理由がないと動けないことも多いでしょう。
でも、理屈や理由抜きに、こどもたちは感じるのです。
現地まで足を運ぶ意味が、こどもながらにわかったことでしょう。
そこでの出逢いがどれほど重要なことかもわかったことでしょう。
あれこれ考えて、この機会を失うことなかれ。
出逢いから、次の動きが始まります。
▼左から、沖縄、北海道、宮城のこどもたち
▼長野、北海道、福島のこどもたちと、大学生
▼別れの朝、お互いの学びを伝え合う
こどもたちのこの出逢いの場を用意したのは、6地域の大人たち。
この大人たちの集まりを「元気なへき地ネットワーク」と呼んでいます。
「どっちがへき地か勝負しよう」と、不利な条件を笑い飛ばす愉快な仲間たちです。
私は一応このネットワークの幹事長。
6地域の大人が仲良く手をつなぎ、へき地に横たわる課題をへき地どうして解決しようと努力しています。
だからこそ、その6地域のこどもたちの出逢いの場を創ることができました。
小さく、弱い地域。
そこに住む人々の、細々とした暮らしの営み。
その力を侮ることなかれ。
小さな力を信じて、力をあわせれば、素敵なことができます。
弱く、小さな力を信じること、あきらめないこと、支え合うこと。
南三陸でのこどもフォーラムから、改めて、そのことを強く感じました。
南三陸のフォーラムを開催するにあたり、ご尽力いただいた関係の皆様に、この場をお借りして厚く御礼もうあげます。
ありがとうございました!
▼「また会おう~」と、南三陸のこどもたちが見送り
▼おまけ。長野新幹線に初めて乗る長野県のこどもたち(笑)と、それを撮影する引率の先生(笑)
代表 辻だいち