わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

再会

2013年10月25日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
今回の福島行には、私の師匠の木下藤恒さん(泰阜村在住)にも同行してもらいました。

「木下さんが来るなら」と、待ち望んでいた人がいます。

飯舘村の長泥区長、鴫原(しぎはら)良友さんです。

「もちろん1泊するよな? ゆっくり話そう」

むろんそのつもりでした。






鴫原さんと私の出会いは2012年3月10日。

福島大学に勤める私の高校時代の友人(この友人とも震災後に23年ぶりに再会したのですが!)の案内で、福島市内にある飯舘村避難宿舎に連れていってもらったときです。

夏の信州こども山賊キャンプに、飯舘村のこどもを招待できないかどうかを伺いに行ったのです。

このとき、「俺はNPOは嫌いだ。支援の名のもとに、自分たちがやりたいことだけやって、後はもう来ない。お前もそうか!?」と、突き付けられました。

そして同時に「こんなんであきらめたらそれまでだぞ? まあ、また来い」とも言われました。

それ以来、何度通ったことでしょうか福島に。

今では、電話ですぐやりとりもしますし、お酒も飲む仲になりました。

飯舘村のこどもたちを、信州こども山賊キャンプにも招待しました。

泰阜村議会の視察を、私が案内して飯舘村にも連れて行き、鴫原さんが対応してくれました。

当時の村議会議長がなんと木下さん。

そして鴫原さんに、泰阜村まで来ていただき、村民対象の講演会も開きました。

私が非常勤講師をつとめる立教大学にも、ゲストスピークで来ていただきました。

豊かになりつつある飯舘村と泰阜村の縁。

その背景にはいつも木下さんがいました。


今回、木下さんも、鴫原さんも再会を楽しみにしていました。

木下さんは、往復の過酷な移動を厭わず、きちんと背広を着て尋ねました。

鴫原さんは、最大の敬意を払って、飯舘村を案内し、宿も手配してくれました。

とても心地よい関係です。


次回は、その様子を紹介します。


代表 辻だいち

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