姪は私の両親、つまり祖父母に結構可愛がって貰った。大分の公立の短大を卒業し損ねて、そのままサンフランシスコのあまりよく知られていそうもない美術系の大学に留学した時なんかも、何かと支援したらしい。両親は妹の孫と私の娘への支援はやぶさかではなかったが、私の二人の息子達は特に何もしてもらっていない。
サンフランシスコの大学を卒業するときは卒業式に祖父母に来て欲しいとかいうので、私の両親は老骨に鞭打ってサンフランシスコまで行った。2010の事だ。その際、姪からここで航空券買うと安いからってサイトを紹介され、私が両親の航空券を購入した。確かデルタ航空だったと思う。父親にとっては最初で最後の海外旅行となった。今だったら、年齢も年齢だしお金かかっても、私のお金で買うわけではないから、両親の航空券はせめてビジネスクラスを購入しただろうと思う。それでも、デルタ航空は糖尿病食の予約もできた。父親はインシュリンを打たなければならないので、その証明書を医師に書いて貰ったりした。また、ちょうどその頃からアメリカに入国するにはエスタを申請が必要になり、その手続きも私がした。最近は代行サイトみたいなのが出来て金儲けの手段に使われているようだが、まだそのころはそんなものは無く、ネット上で簡単に申請できた。ホテルは、私が探したのは郊外の日本人がやってるようなペンションみたいなのだったけど、結局、姪の父親が紹介してくれた市内の大きめのホテルを両親は選び、そこに姪も一緒に滞在したようだ。姪は両親が帰る飛行機の航空券を購入して、両親つまり祖父母と一緒に日本に戻ってきた。
姪については語れば色々な事がありすぎな女性だが、結局その大学に留学するきっかけとなった韓国系のキリスト教宗教法人が、結婚相手として紹介してくれて同棲までしていた男性と別れて、大阪に行ってしまった。どこでどう暮らしているか、家族すら分からないように誰にも連絡を取らないで潜んでいたが、私の母親つまり彼女にとって祖母が亡くなった時にどうにか連絡がついて、葬儀には参列することが出来た。どうも、その時大阪で交際していた相手が、姪がお見舞いとか葬儀に参列するのに反対していたらしい。葬儀が済んでからまた、消息不明の時期が続いたが、あるとき今は断絶している妹から連絡があり、見知らぬ男性から妹の元に「姪が一人で娘を育てていて、見ていてとても大変そうだから助けて上げて欲しい。」というような手紙が届いたということだった。どうにか、姪の状況を調べようとしたけれど、どこに住んでいるかもよくわからなかった。
その後、コロナの時期に突然姪から私に連絡があった。それは、自分の父親が亡くなったけれど、葬儀は参列してもらえますか?といったような連絡だった。夫とも相談したが、その頃は既に姪の父親と妹は離婚していたので、葬儀には参列しなかったが、その後姪との交流は続いた。
妹と私がトラブっている時は、私サイドについてくれた。
結局、姪は大阪で交際していた人と籍を入れたが、モラハラする人だったので、こっそりほとんど着の身着のままで妊娠中に逃げ出したそうだ。なので、私が自作したムーンストーンのブレスレットも、私が通販で買ったけど自分には合わなかった韓国製ワンピースも、祖母の形見として祖母が姪の卒業式に着ようとアウトレットのニューヨーカーで購入したスーツ(サイズがちょうどあった)も何ももたずに逃げ出した。そして、保護施設みたいなところに入って、国の支援をうけて出産したということだった。情報リテラシーがあったということが、身近な人の支援を何も受けなくてもどうにかここまで来れた理由だろう。その後子育てする中で、インドネシア人の年下彼氏と出会って結婚したいらしい。その彼氏と自分の娘と一緒に、祖父母のお墓参りに私の家に8月6日に来る。でも、家は4人が座ってくつろげるような空間がまだ用意出来ていないのが実情だ。せめて、リビングに座布団を敷いて座って貰うことくらいしか出来ない。あと、インドネシア人の姪の彼氏と話すのはどうする問題もある。姪とは日本語少しと、ラインで英語でやりとりしてるということだが、そんなにお互い聞き取りにくいような英語なのだろうか?お昼頃御殿場に着くらしい。なので、叔父さん夫婦の時と同様、今回もエディオン近くのさんどーるというところがやっていたらそこで食事をして貰おうかと思っている。
その後に、私が小六の娘につくって上げたけれど、娘が試着さえしなかったワンピースを姪の娘に着て貰って気にいったようだったら、貰っていって欲しいと思っている。
姪にも試着してもらって、気にいった服があれば貰って貰えると助かる。
プロ講師に来て貰って練習したときにだけ着たヤフオクで作ったアオザイを着てみた。もしかしたら、京都などで観光客が嬉々として着ているなんちゃって着物と同じようなコスプレ用アオザイなのかもしれない。南の国の民族衣装のせいか、長袖で首も詰まっているけれどそれなりに涼しく着られる。
後ろにも模様があった。
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