「卒業生と先生方」
平成19年度の卒業式が行われた。
昨年の高等部卒業生はわずか2人だった。ほとんど高等部にエスカレーター進学の中学部卒業生を合わせるから何とか体(てい)をなしていたが、本当は少し寂しいものがあった。
今年は中学部4名(全員高等部に進学)、高等部10名(5名専攻科に進学、5名就職)という盛大なものとなった。
この学校の特性として、校是の運動目標が高度過ぎるということもあり、また、全寮制で親と離ればなれになってしまうこともあって、中学1年生から入学して来る生徒さんはあまり多くない。うちの子の時も定員8名なのに3名しかいなかった。
ただ、他の学校でうまくいかないからだろうか、他の学校を中途退学して編入して来る方の方が圧倒的に多く、結局それで定員が埋まっている感じだ。
運動、生活指導が中心なので、早い時期からの積み重ねが重要だと思うのだが、もともと生徒さんによって発達の度合いは実に千差万別だから、途中入学であろうとうちの子のように中学1年生からであろうと、結果的にあまり差は無いように思う。
学業は別として、そういう意味でこの子たちの順応性はとても高いし、先生方のそういう御指導には実に卓越したものがあると実感する。ただ、ここでもまた、先生方の昼夜を分かたないご苦労には大変なものがあると改めて御礼申し上げる。