将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

全てがこれが最後

2014年03月04日 | 学校生活

8年間お世話になった光の村での最後の文化祭が終わった。もう自分も8歳、年をとったのだ。実に早い。そして、将人にとっては本当にご苦労さんの8年間だったろう。

「専攻科3年生、ありますか」とよく聞いてくる。「ないです」が答えだが、その後がこっちも続かない。行き先がある家庭は専攻科に最後まではいない。3人、専攻科で卒業するが、今までで一番多い専攻科卒業生だろう。うちもそうだが、他のご家庭も次の行き先に難渋されておられるようだ。もちろん自宅で過ごすのもありだし、うちもそう思っていたが、冬季家庭学校を思い出しても、それは夢、幻にすぎないことは明らかだ。・・・。2年間の就業支援所に行った卒業生も次がないと言っておられた。いずこも同じだ。堂々巡りである。

ところで、卒業式では例年、中学、高校、専攻科とそれぞれの卒業生の親が一言、挨拶していた。だが、今年から趣向が変わり、そのまま持ち上がりの生徒さんの親は何もいわず、卒業か否かは問わず、光の村を去る生徒の親だけが一言いうようになるようだ。そして、今年は中学、高校ともにそのまま進級するとのことで、結局、専攻科の3人だけが発言するようになるらしい。

一言なら言えるが、ある程度時間がもらえると、やたら長くなりそうだ。いろいろな思いがあるので、どれを言うべきか、迷ってしまう。

中学の卒業式の挨拶が終わり、将人は本当に卒業、光の村とはお別れと誤解したようで、そのまま高校の入学式に出るのをひどくためらって脱走したのが昨日の事のようだ。あの時はテクテクとバス通りを30分近く、こっちを振り返り振り返りしながら歩いて行ってしまった。今度こそ、本当の卒業である。将人よ、どうする。

 


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