将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

潰れた折角の仕事のチャンス

2013年03月23日 | 卒業後


2月末で将人も20歳になった。専攻科1年生も先週で終った。光の村にお世話になって、はや7年が過ぎた。後1年で、本当の卒業だ。思えばいろいろの事があった。

今週も仕事の予定を立てて、受け入れ先も快く準備して下さっていたのに、昨日、初出勤のその朝、私が出勤するのを見送った直後、パジャマのまま脱走して、電車を乗り継ぎ、新幹線で東京から品川まで行ったところで補導され、自ら家の電話番号を告げたという。本来なら、保護者の自分が迎えに行かなければならないのだが、仕事で行けないので、職員に私の委任状を持って迎えに行ってもらった。

これで急きょ施設に入所となった。せっかくの仕事のチャンスがなくなった。やはり、卒業後も在宅で仕事通勤という夢想はやめ、入所の方向で道を確定して探すしかないと思う。

しかし、光の村の教育は決して無駄ではなかった。重い金庫を破棄するのは将人が帰って来た時をねらってするしかなかったのだ。将人は、すでに我が家に欠かせない力となる時もあるのだ。もう少し、何とかならないものか…。後、もう少し…。

コメント
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