将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

根気をつける教育

2008年06月30日 | 就職
問題点 A) 4時間なり8時間なりの勤務時間をこなす根気があるか。

は光の村式教育で鍛えてもらうしかありません。

というか、どんな分野の仕事にでも就ける、八方美人的な教育より、この分野に特化した教育、学校というものがあってもいいのではないかとさえ思います。

介護、福祉関係の人手不足は深刻で、この分野に特化した専門学校、短大、大学が数多いのは周知の事実ですし、養護学校の最終にして最大の目標は就職なのですから。
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職場での問題点

2008年06月26日 | 就職
自閉症者が介護現場で働けると仮定した時、心配事は多々ありますが、とりあえず、次のような問題点が思い浮かびます。

A) 4時間なり8時間なりの勤務時間をこなす根気があるか。

B) 脱走しないか。大声、奇声を上げて、入所者か職員かわからない、
等と陰口を叩かれないか。

C) 手のかかる自閉症者を手足として使ってくれる、リーダーを名乗り出て
くれる職員がいて下さるか。
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自閉症者の障害者介護

2008年06月20日 | 就職
幼児も総じてそうですが、自閉症者は汚物に嫌悪感をあまり覚えない人が珍しくありません。

また、日給1000円ででも働ける所さえあれば、親にも本人にも心から喜ばれるという現状です。

家事もそうですが、介護の手順などは、ペアを組むリーダーの癖みたいなものもあって、慣れてくればくるほど、自分流でしたくなるものだそうです。

しかし、個別のこだわりはあるものの、自閉症者には「自分」というものが比較的少ないので、リーダーに合わせやすい人が多いように感じます。(もちろん、光の村式でそういう教育をしておいて頂ければの話ですが・・・。)

自尊心も少なく、人が毛嫌いするような事もしてくれます。

団体行動は苦手ですが、2人でペアを組んで1人の患者様の介護をするのなら、そんなに問題はないと思われます。いや、もしかして、お互いの性格さえ合えば、健常者以上の最高のペアも組めるかもしれません。

もちろん自閉症の重症度次第ですが、少なくとも光の村のどの生徒さんも健常者のリーダーさんと2人で、1人の患者様の肩と足を持って体を傾け着替えをしたり、おしめを取り替えたりする事に大きな難はないように感じます。ただ、精神的に不安定な時期等、困難な時も当然あるでしょうが・・・。しかし、それは患者さんの方もしばしばある事で、計画どおりに行かないのはお互いさまでしょう。


後天的ですが認知症という知的障害者だからこそ、自閉症という先天的知的障害に親しみを持って頂ける可能性さえあるかも知れません。

ご家族には、障害受容の1.否定 2.怒り 3.取引 4.鬱 5.受容という典型的5段階を時間をかけて通過する時間が相当必要かもしれませんか・・・。

追伸1 : ちなみに、ヘルパー資格には1級から3級まであり、座学の勉強、試験もあります。ただ、それらが必須なのは看護者1人1人が独立して介護する場合の話で、資格を持ったヘルパーさんの助手として、常にペアを組んで働く事を想定していません。

追伸2 : とても有り難いことに、いろんな人が情報を提供して下さいます。知的障害者を対象にしたヘルパー3級の資格があるのだそうです。

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介護施設と人手不足

2008年06月15日 | 就職
一方、介護関係の専門学校、大学は増えていますが、その仕事の特殊性からか、せっかく取った資格を活かす事をせず、他分野で働く人が少なくないようです。労働内容のわりに十分とは言えない給与体系、昼夜を分かたない勤務体制などがその原因とも聞きます。

舛添厚生労働大臣は、来年度から介護報酬を引き上げる方針を示し、そのためには、介護保険料の引き上げもやむを得ないと語りました。

慢性的な人手不足に業を煮やした政府は、フィリピンやインドネシアと協定を結んで、看護師、介護士の労働ビザでの来日を毎年数百人単位で要請したらしいですが、言葉の問題もあり、現地からの応募は期待するほどはなかったようです。
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少子高齢化と介護施設

2008年06月09日 | 就職
日本の少子高齢化には深刻なものがあり、65才以上の方の総人口に占める割合は既に20%を超えており(75才以上の方は10%)、 2030年代は30%、2055年には40%を越え、現在の支え手側と支えられる側の比率が3人で1人を支える形だったのが、1.2人で1人を支える(20歳から64歳で支える)形の超高齢社会を迎えると予想されています。

介護が必要な人が増え、若い人が少ないのだから、当然その介護のための施設が必要となりますが、行政には十分な予算がありません。

そこで、最近はどこでも有料介護老人ホームが増えて来ました。

秩父市でも見かけたし、高知県の室戸や足摺でも新しそうな、大きくてきれいなビルは○○老人ホームと書いてありました。


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就職先

2008年06月05日 | 就職
光の村土佐校のサイトにある卒業生就職先一覧表を見ると、製造・加工などの第1次産業、第2次産業がほとんどで、サービスを提供する第3次産業は目立ちません。

ここで、また、ふと思います。競争相手の少ない分野で、自閉症者だからこそできる仕事がもしあれば、それに越したことはないのではないでしょうか。当然、収入にも反映するでしょう。

以前からつらつら思う事ですが、その対象は、寝たきり、認知症のご老人が適当ではないでしょうか。

医学の進歩は大変なもので、今や日本の平均年齢は世界のトップレベルです。ですが、それは必ずしも、ご本人が望まれる形で元気な状態を維持できる訳では決してないようです。

治る病気は治されてしまうので、結局治らない病気で苦しむこととなります。あっという間に急変する病気で逝くならむしろ幸福というもので、多くの人は命自体に問題はないけれど、普通ではない状態で生きながらえる事となるようです。

それは結局、寝たきり、認知症になるご老人が増えるという結果につながります。


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就職率

2008年06月01日 | 就職
養護学校のホームページには、卒業生の就職率がまるで学校の価値を決める指標のように誇示されています。 あたかも大学受験進学校の各大学合格者数のようです。

それくらい厳しい現実があるということなのでしょう。

自閉症の程度と成育環境、教育環境により、自閉症者の状態は千差万別なので、その就ける職業というものも当然、多岐にわたるでしょう。というか、多岐にわたり駄目、ほとんどないと言った方がより正解かも知れません。

ただ、光の村ほど熱心に根気よく、昼夜にわたり生徒指導をやって下さる所だと、就職率は50%を超えているそうです。先生方のあの熱心さを見ると、さもありなんと思います。しかも、重度から入学を許可して下さっているにも関わらず、です。

最近できた高等養護学校の入学試験を見る機会がありましたが、あれが半分以上できる生徒を入学許可し、その就職率が光の村より低かったら、一体どうなっているのかと思うことでしょう。


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