将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

知的障害者雇用

2014年01月05日 | 就職

将人のことには思考停止してしまう私だが、他の子には比較的ドライ、かつ現実的に頭が回るのが、自分でも不思議だ。

おそらく他人だと、ある程度冷静に見限ることができるが、将人だと期待、チャレンジ、これまでの子育ての後悔などなど、いろんな思いが重なってしまい、あまりにも重く、単純な発想にならないからだろうと思う。将人の世話をしてくれる職員をみていて本当にそう思う。意外にあっさりと対応できている。親のような重いものがないからだろう。

知的障害のあるご自分のお子さんは光の村土佐に入れて、ご自分は秩父校で勤務されていた先生が以前おられた。自分の子を自分・自分の仲間はみない、というのはわかるような気がする。

先日、近くの特別支援学校から高校3年生A君の就労実習をさせてくれないかと依頼があったので、1週間ずつ3回来てもらったが、今度は、うちの施設で来春から就業させてくれないかという依頼まで来た。そんな話はもともとなかったので驚いた。

 

特別支援学校に経営者として出す回答として、以下の2案を検討している。

「第1案」

月給は月2万円。ペアを組む当施設職員に15万円手当てを出します。そして、二人でできた仕事に応じて、給料の比率を変えます。つまり、二人で1人前から1.5人前、2人前の仕事量になるにしたがって給与を上げるのです。ずっと同じの可能性もあります。これがうち式の平等です。半年たっても仕事量が2人前にならないなら、解雇です。他に行ってもらいます。

 

「第2案」

先日、引きこもりの人たちに仕事をくれないかと個別に訪問して下さった福祉関係の方も同じですが、A君の例を引くまでもなく、障害者、特に知的障害者をいったん雇うと、その人、時にはその家族の全人生もいきなり背負い込むことになって、企業は腰が引けて当たり前です。

仕事も沢山ある時期もない時期もあります。フェンス周りの剪定時期、会社内の大掃除の時期、たな卸しの時期、などなら人手ができるだけ欲しいでしょうし、一人だけではなく、数人ならジョブコーチも付けやすいでしょう。つまり、派遣会社を作り、そこから仕事に応じて、個別に契約するシルバーさんみたいな運営にすると、仕事を発注する側からはとても気が楽になります。

そういう派遣会社を私財を投じて作る事は、やぶさかではありません。その運営を補助する形で、専門家である養護学校の先生たちにもご協力いただけるといいと思います。そこから、A君だけではなく、まとまった仕事がある時に、数人、ジョブコーチ付きで派遣してもらうのです。これなら雇用自体には何の負担もないだろうと思います。

 

 

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最高の助手

2013年08月22日 | 就職

高校を卒業し、さらにあと半年で専攻科も卒業となる。来年4月以降の仕事、生活の場をどうするか、この夏、最終的に見定めておくために、いろんな取り組みをした。

入所施設2か所に10日づつ短期入所させてもらって、将人の過ごしぶりをみた。これまでも何回か預かってもらったところだ。長期入所はまず無理なので、もし施設側で認めて下されば、短期入所を繰り返す手があるらしいが、それはいつ断られるかわからない、予定が立たない不安な気持ちを毎月経験することになってしまう。

結局、原則、自宅にいて、レスパイト的に地元の短期入所を利用させてもらう事になると思う。それも、親の体がいつまでもつかにかかるが、もし、我々の身に何かあれば、将人はこれまで短期入所させてもらって来たところに、行政判断ででも入れて頂けるものなのだろうか。交流のない遠い親せきに押しつけるような理不尽がありうるのか?

生活の場はさておき、一方、仕事の方は、うちの病院で、近くの養護学校の高校3年生の生徒さんの職場実習を受けることになり、高校の先生と生徒さん一人が一緒に、7月末に挨拶に来られた。地元の養護、いや自立支援学校の先生は自ら生徒を引き連れて、職場になりそうな所に売り込みに来られるものなのかと感心した。光の村の先生はどんな事でもして下さるが、関東一円、いや今や名古屋からも生徒さんが来ている状態では、そういう売り込みは無理だ。親が自ら地元で売り込むしかない。

また、入所、通所施設の利用者さん5人に1週間、駐車場周りの林の剪定を頼んだら、先生も3人付いてきてくれて、とてもきれいになった。もちろん給料はお出しするのだが、障害者を受け入れると、市から補助金が出ると分かり、結局大した額にもならず、利用者さんも熱心だったし、先生も3人も付いてくれて、仕事も完ぺきだったので、今度から健常者さんに頼む理由もなくなった。仕事を選んで、またいろんな事を依頼してみようと思う。シルバーさんに依頼する感じだ。

ただ、雇用する側から思う事だが、スワンベーカリーや今回の植木の剪定、掃除や皿洗いは、結局、健常者もすることであり、障害者の特徴を活かしていないと思う。誰に頼んでもいいが、安いから、あるいは社会的なアピールとしていいから、という事になってしまう。

逆に、障害者をかかえる親の視点から言えば、いつもさせてもらっている、いつも、いつ他の人に取って代わられるかわからないという不安定な、安住の場所がない状態と言っていい。

少なくとも光の村で育ててもらった生徒たちは、そんな売り込み方をする必要があるのだろうか。何かを作ったり、するんじゃなく、何でも出来て、四の五の言わない、少し手はかかるが、「従順な助手」と言うこと、そのものを売り込みできないかと思う。

なぜなら、20歳ともなれば、親の言う事を聞く子はまずいない。医者の世界でも、研修医の2年間こそ徒弟制度だが、その後はだんだん巣立って行き、せっかく育てた弟子もいなくなり、また1から新しい弟子を育てないといけない。永遠の蟻地獄だ。それが、困ったこだわりがあるものの、数時間も延々と自転車をこいだり、糸のこ切りをしたり出来る光の村の生徒は、ほぼ一生助手でいてくれるのだ。こんな素晴らしい事はないではないか。しかも月給1万円で親に喜ばれる業界なのだ。ちなみに、うちの病院に植木の剪定で来てくれた知的障害の人たちにはもっと給料をお出しした。

 

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農業か介護しかないよ!

2009年10月18日 | 就職
先日、「田舎に泊まろう」というテレビを見ていたら、「このあたりは仕事といっても、農業と介護くらいしかないから・・・」と言っていた。

そうか、人口の多い都会は言うに及ばず、どんな辺鄙な所でも介護の口だけはあるんだなと思った。
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卒業後の話

2009年08月08日 | 就職
今、光の村秩父校は自動車で30分ほど秩父市内に寄った光岩という所への移転作業で大忙しです。ごくごく超専門的なこと以外は、専門家に丸投げすることなく、生徒と先生方で引っ越しの大作業もやって下さるそうです。もちろん我々父兄も黙ってはいられません。仕事の都合もありますが、依頼があれば何とか馳せ参じるようにしています。先日は新寄宿舎の清掃、そして今回は校庭の草刈り・校舎の窓の調整でした。(私は寄宿舎の清掃の方は、仕事でどうしても時間がとれず、お休みさせていただきました。すみません。)

それにしても、中学はあっという間の3年間でした。この高校3年間もあっという間でしょう。卒業後のことが大いに気にかかります。例年の夏登山で、父兄もみんな学校に泊まり、いろいろ話す機会がありました。グループホームやケアハウス、そして通所の作業所の話題も出ました。

慣れない私にとっては、グループホームなどと聞くと、その立ち上げ、運営、トラブル時の調整、など、文系的な人たちのご苦労が普段の仕事上でも、端で見ていてよくわかるので、とても自分にはできないと思っています。

ただ、皆さんの話では、立ち上げそのものにはそんなに苦労が大きくないようなのが意外でした。問題は職場そのものがあるかどうかだそうです。

製造業ならどうしても、売れるか売れないか、売れたら売れたで競争相手が出てくるでしょうし、限界がありそうです。せんべいもワインもパンも同じ宿命にあります。何より、都市型生活ではそういうものは既に溢れています。2番煎じで出て行っても、頭一つ抜きんでることなどできる気がしません。

ですが、以前思いついたトイレ掃除はともかく、介護作業はどうでしょうか。寝たきりで鼻や胃に直接、管を入れて流動食を流し込んで生命を維持している患者さんは少なくありません。そういう方の介護は、床ずれ予防の2時間おきの体位変換、そしておしめ交換がその半分以上を占めます。手が4本あれば、簡単にすむことでも、2本しかない現状ではどうしても一人で介護するのは時間がかかるし、危険でさえあります。二人だと一人は完全に補助です。1.5人が適当です。

最近クーラーが壊れて交換してもらいましたが、一人で工事しておいででした。しかし、とても時間がかかりました。以前は二人のペアで、一人がベテラン、もう一人は駆け出しの若い衆という感じでした。これが二人ともベテラン、あるいは二人とも若い衆ではうまく行かないだろうと思います。

単独のピアヘルパーが難しくとも、健常者と一緒にペアを組んで事に当たる、ペアのピアヘルパーなら十分立派な仕事ができる。そして、いろいろとお世話になる健常者ヘルパーさんには1.5人分の給料、障害者は0.5人分の給料。それでも日給千円どころではないでしょう。

これは荒唐無稽なアイデアなのでしょうか。念のため、その道の人に聞いてみました。全く無反応でした。いいとも、悪いとも、何とも言えないということなんだろうと思っています。という事は、「新しい」事なんだろうと思っています。

今そういう活動ができるところはないか、探しています。

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ピアヘルパー

2008年08月28日 | 就職
ピアヘルパーとは、英語の「ピア(同僚)」に由来し、「障害のある利用者を介護する障害者」を意味する言葉だそうです。以前書いた記事によく似た発想みたいです。同じような事を考える人は少なくないという事でしょう。

2008年8月27日付け読売新聞ウェブ版(富山)からの引用 : 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

県によると、昨年度計1万226時間だった県内の居宅介護など訪問系サービスは、11年度には1万6355時間の確保が必要となる。県職業能力開発課は「高齢者の介護でも活躍してもらえるかもしれない。障害者自らが働きたい職を選ぶ一助になりたい」と話している。

 県内では、富山市高木西の社会福祉法人「フレンドリー会」がピアヘルパーを雇っている。障害者に自信を与え、雇用は3年間で3倍に増えた。一方、独り立ちなどの課題にも直面。

 「お皿はどれにしましょうか」との問いかけに、「これかなあ」と応じる。富山市内に住む精神障害の男性(53)宅の台所で、夕飯を準備するピアヘルパーの知的障害者の女性(36)が、ゆったりと男性と語る。

 女性は今年1月から月に1、2回、健常者のヘルパー1人の付き添いで家事に励む。市を通じて同会からピアヘルパーの派遣を受ける男性は「私が教えることもあり、支え合う関係がいい」。女性も「料理が好きだから楽しい」と話した。

 同会は05年末、精神障害者のピアヘルパー4人の派遣を開始。昨年はニチイ学館の協力で、知的障害者も対象にヘルパー3級レベルの研修を行い、現在は計14人が働く。通常は施設で箱の組み立て作業をして、日給数百円の工賃を得る。一方、ピアヘルパーなら最低賃金の適用を受け、時給は700円以上になる。同会の統括管理者、金子かつよさんは「ヘルパーの日は皆、朝から『今日は仕事だ』と言って張り切っている」と話す。ただ、資格取得や採算上の課題も残る。長時間の座学が難しく、同会でも独り立ちに必要な2級を取った障害者は4人だけ。また、安全上の理由で2級取得者にも健常者を付き添わせるが、介護報酬はヘルパー1人分しか出ない。

 金子さんは「ピアヘルパーは介護者としては補助的な役割であっても、利用者に与える精神的な力は大きい。報酬算定対象に加えるなど、行政の制度的な位置づけが大切」と訴える。

精神障害を乗り越えて―40歳ピアヘルパーの誕生
西 純一
文芸社

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ダックス四国

2008年07月31日 | 就職
障害者の就職を調べていたら、ふとこんな会社に出くわした。高知県南国市にあるダックス四国という会社だ。

会社設立の背景、経緯を読むと、実にいいことが書いてある。30年前、土佐市の施設建設に携わリ、そこで働いていたと言われるが、これはもしかして光の村のことではないだろうか。

起業を考えている方には、その理念の持ち方、方向性、将来展望など、とても参考になるので、ご紹介しておきます。

特に、この会社の立ち上げに際して「重度障害者多数雇用事業所施設設置等助成金」として2億円助成してもらった、とあるのにはびっくりした。経営方針がはっきりして、採算ラインが見極められている起業案なら、借入金の額の多さにひるむ必要はないのかもしれない。

要は、専門家、非専門家を含めて、さまざまな批判に耐える起業案を練り、熟成することだろうと思う。既成概念にとらわれず、かつ常識も兼ね備えた建設的な批判家、アイデアマン、とりわけ耳の痛いことでも起業後に世間様から出てきそうなとんでもない意見も事前にずけずけご指摘、ご諫言下さるようなブレーンが欲しい・・・。イエスマンはいらないという決意が必要だと思う。辛いことだが・・・。それが失敗を避ける唯一の道みたいに思う。


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障害者枠での就職

2008年07月29日 | 就職
障害者雇用促進法は、障害者の雇用の場を確保するため、企業に対し常用労働者数に障害者雇用率(現行1.8%)を乗じて得た数以上の身体障害者又は知的障害者の雇用を義務付けている。そして、それを消化するために特例子会社というものも出てきた。

しかし、現状を調べれば調べるにつれ、現実は厳しいことがわかる。

噂では、障害者を雇ったことにし、実際、給料も出しているのに、本人は自宅にいてくれればいいと言っている所もあるとか聞く。そういう、闇の帳簿合わせに暗躍するヤクザもいるとかいないとか・・・。ネット情報なので、本当の部分がどこまでなのか全くわからないが、ありそうなことだ。

それくらい、一緒に働きたいと思える障害者と、給料だけは払うから来て欲しくない。数あわせだけにあてがわれる障害者がいるということだろう。わからなくもない・・・。よくある、訳のわからない法令の、裏の運用実態だ。

健常者もそうだが、一緒に働きたいと思える人と、この人とは一緒に働けないなと思える人がいるという。障害そのものより、挨拶、身だしなみ、反応、性格的な明るさなど、障害以前の所でまず決まり、それが抜きんでていれば,逆に障害らしい障害が多少あっても受け入れやすいともいう。

知的障害者の場合、ややもすれば、姿勢も悪く、にたにた笑い、暗い顔して猫背、服装もだらしない・・・。どうかすると、臭かったりもする・・。σ(^_^;)

しかし、たとえ重度であっても、光の村の生徒は違う。学校で24時間の寮生活を通じて、しっかり付けて頂いた姿勢のいい、凛とした風情だ。

この夏休みでそれを風化させないようにしないといけない。長い夏期家庭学校が今年もまた始まる・・・。

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経営者とサラリーマン

2008年07月28日 | 就職
世の中にいる、たった2種類の人種。経営者とサラリーマン。

(自営業の人は両方を一人でやっていると見ることができるでしょうし、公務員は上級管理職を経営者と見る事もできるでしょう。)

あるいは、サービス供給側・生産者側と、それを利用させて頂く側・買う側とも言い直せるかも知れません。


誰も皆、そのどちらにもなりうるし、人生半ばにして変わる事もできます。ただ、そのステップは果てしなく大きく、大変な勇気が要ります・・・。相当お尻を叩かれないと、重い腰を上げる気にはなれません・・・。

しかし、人生やらねばならない時があります。光の村の歴史を見る時、西谷先生は本当に実に偉大な方だとあらためて思います。これはお世辞でもなんでもなく、その分岐路に差しかかっている自分だからこそ実感できる思いなんでしょう。

ただ、果たしてどうなる事か・・・・。空振り三振、笑い物にされて終わるか、バントヒットで多少は塁を進める事ができるか・・・。目標はあくまでホームランですが・・・。脱サラで起業した人、特に障害関係の何かを始めた方の、具体的な各種情報・体験談が喉から手が出るほど欲しいです・・・!



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子供に介護される夢

2008年07月12日 | 就職
子供が自閉症という事は、自分自身の将来も普通ではなくなるという事です。

いろいろなケースがあるかと思いますが、小生自身も将来は有料介護老人ホームに入るしかないと思っています。

そこで、将人のような自閉症者に介護してもらいながら、安心してそこで最期を迎える事がもしできたら思い残す事はない、と思います。

この子たちは、自分がこの世の中からいなくなった後も、こうして人様の役に立って生きて行く事ができるのだから・・、と。

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既に実例あり!

2008年07月08日 | 就職
以上、物以外を相手とする仕事の可能性について勝手に考えました。

そして、これは独創的だと自分では思っていました。

ところが、つい最近、実際に試みられている所が東京にあることを発見したのです。そして、その介護老人ホームの社長は高校時代の同級生だったので、二度びっくりしました。

都内にできたばかりの高等養護学校から研修生を受け入れているという事でしたが、まだ卒業生も出ていない段階なので、将来的にどうなっていくか大変興味がある所です。
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ペアリーダー

2008年07月04日 | 就職
問題点 C) 手のかかる自閉症者を手足として使ってくれる、リーダーを名乗り出てくれる職員がいて下さるか。

は、もし自閉症者が本当に手足となってスタッフ1人分働いてくれるなら、リーダーと自閉症者2人分の給料のうち、日給1000円だけを自閉症者分とし、残りはお世話料としてリーダーに取ってもらうというのはどうでしょう。

こういう配慮があってこそ、継続性が期待できるし、日本全国津々浦々にいる自閉症者に、それこそ全国いたるところにある介護施設を就職先として期待できるというものです。

最初は給料が倍でも負担だと思われるのは必定ですが、我々親自身も自閉症者にだんだん慣れ、特に時間を区切って相手をする分にはそれほど負担に思わなくなりました。自分の子だからという理由だけではないはずです。

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入所者様のご理解

2008年07月01日 | 就職
問題点 B)脱走しないか。大声、奇声を上げて、入所者か職員かわからない、等と陰口を叩かれないか。

は、入所者とそのご家族に承知の上、入所して頂くしかありません。

自閉症者にやさしい経営者は、入所者にもやさしい対応が期待できるとご家族に思って頂けるよう運営してもらえたら有り難いです。
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根気をつける教育

2008年06月30日 | 就職
問題点 A) 4時間なり8時間なりの勤務時間をこなす根気があるか。

は光の村式教育で鍛えてもらうしかありません。

というか、どんな分野の仕事にでも就ける、八方美人的な教育より、この分野に特化した教育、学校というものがあってもいいのではないかとさえ思います。

介護、福祉関係の人手不足は深刻で、この分野に特化した専門学校、短大、大学が数多いのは周知の事実ですし、養護学校の最終にして最大の目標は就職なのですから。
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職場での問題点

2008年06月26日 | 就職
自閉症者が介護現場で働けると仮定した時、心配事は多々ありますが、とりあえず、次のような問題点が思い浮かびます。

A) 4時間なり8時間なりの勤務時間をこなす根気があるか。

B) 脱走しないか。大声、奇声を上げて、入所者か職員かわからない、
等と陰口を叩かれないか。

C) 手のかかる自閉症者を手足として使ってくれる、リーダーを名乗り出て
くれる職員がいて下さるか。
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自閉症者の障害者介護

2008年06月20日 | 就職
幼児も総じてそうですが、自閉症者は汚物に嫌悪感をあまり覚えない人が珍しくありません。

また、日給1000円ででも働ける所さえあれば、親にも本人にも心から喜ばれるという現状です。

家事もそうですが、介護の手順などは、ペアを組むリーダーの癖みたいなものもあって、慣れてくればくるほど、自分流でしたくなるものだそうです。

しかし、個別のこだわりはあるものの、自閉症者には「自分」というものが比較的少ないので、リーダーに合わせやすい人が多いように感じます。(もちろん、光の村式でそういう教育をしておいて頂ければの話ですが・・・。)

自尊心も少なく、人が毛嫌いするような事もしてくれます。

団体行動は苦手ですが、2人でペアを組んで1人の患者様の介護をするのなら、そんなに問題はないと思われます。いや、もしかして、お互いの性格さえ合えば、健常者以上の最高のペアも組めるかもしれません。

もちろん自閉症の重症度次第ですが、少なくとも光の村のどの生徒さんも健常者のリーダーさんと2人で、1人の患者様の肩と足を持って体を傾け着替えをしたり、おしめを取り替えたりする事に大きな難はないように感じます。ただ、精神的に不安定な時期等、困難な時も当然あるでしょうが・・・。しかし、それは患者さんの方もしばしばある事で、計画どおりに行かないのはお互いさまでしょう。


後天的ですが認知症という知的障害者だからこそ、自閉症という先天的知的障害に親しみを持って頂ける可能性さえあるかも知れません。

ご家族には、障害受容の1.否定 2.怒り 3.取引 4.鬱 5.受容という典型的5段階を時間をかけて通過する時間が相当必要かもしれませんか・・・。

追伸1 : ちなみに、ヘルパー資格には1級から3級まであり、座学の勉強、試験もあります。ただ、それらが必須なのは看護者1人1人が独立して介護する場合の話で、資格を持ったヘルパーさんの助手として、常にペアを組んで働く事を想定していません。

追伸2 : とても有り難いことに、いろんな人が情報を提供して下さいます。知的障害者を対象にしたヘルパー3級の資格があるのだそうです。

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