将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

欽ちゃんの仮装大賞

2014年02月21日 | 生活・作業

また今年の仮装

大賞をやっていた。以前は一人か、家族での出場か多かったが、最近は10人程度のチームでの出場も珍しくない。上位入賞は団体が多かった。

光の村入学時はマラソン大会も多く、豚汁の炊き出し等もあったが、財政難か行政が次々に開催をやめてしまい、イベントがとんと少なくなった。体育祭で組体操も立派にこなす子供たちだ。実にもったいない。

あと数週間で光の村は完全終了となるが、遺言のようなお願いとして、学校としての仮装大賞への出場、および煎茶と書いてある自家製のお茶を、煎茶でもないウーロン茶、紅茶でもない、「光の村茶」としてブランド化して頂くことを検討してもらえないものか。

 

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光岩小学校の掃除

2008年12月15日 | 生活・作業
昨日、親の会の企画で移転工事中の光岩小学校に掃除に行ってきた。

多くの親御さんが来られていた。大滝の学校の方は雪だということで、先生から気をつけて来校するようにという携帯メールまで頂いた。こんな事もあろうかと、3日前に冬タイヤに代えていたので、ほっとした。ただ、やはり自動車で30分ほど秩父市内に寄った場所というのは違う。光岩には雪は降っていなかった。

生活できる場としての改装は学校側でやってもらえるようだが、細々した事は我々自身も頑張らないといけないようだ。時間とお金と体力も必要だろう。だが、プールをブロックから手作業で作り、校舎も自分たちで作ってしまわれたという、土佐校設立の時の数々の武勇伝に近い事が今、関東でも起こるのだ。

これがもし普通校なら、学校の整備のために時間を割かれるのは勉学の妨げになる・・、等という問題も出ようが、ここは養護学校だ。学校整備のために子供たちや親が汗水垂らして苦労するのは、またとない最高の教材とも言えるのではないだろうか。不安は一杯だが、この手のチャレンジにたじろいでいては、障害児の親は勤まらないと腹をくくろう。

そうだ今年は、米国では「Change」、日本でも「変」の年なのだ。
希望の明日に向かって!!



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親子で料理

2007年02月05日 | 生活・作業
1年生はまだだが、中学校後半になると調理実習が始まるそうなので、将人にもできそうな事は今からもうやらせてみる事にした。

そして、それなら自分もできないとまずいと思い、私も最近料理を始めた。

年をとると、今まで好きだったもの(焼き肉、豚骨ラーメン、牛丼、天ぷら、豚カツ、等)もなかなか口に合わなくなり、いわゆる外食ですませようにも行く所がなくなって来た。
スーパーに行っても同じだ。出来合いのお惣菜は種類も限定されており、何より塩味はきついし、脂っこいものばかりだ。
回転寿司に行っても、以前は中トロやサーモン、えんがわ、うにが大好物だったが、今はもうカッパ巻きやしめサバ、赤貝、やや脂っこい物でもせいぜいハマチどまりだ。

ただでさえ肥満傾向なのだ。体重を軽くして将人のマラソンに少しでもまた付き合える様にしたい。
メタボリック症候群も避けないと、将人の将来はどうなるのだ。長生きするのは自分の義務でもあるのだ。

それには、自分で作るのが一番だ。

冷蔵庫にある物を見て、栄養バランスを考えながら好みのメニューが頭に浮かぶのが理想だが、その域に達するまではまだそうとう時間がかかるだろう。

だが、今はネットの時代だ。いろいろネットで探してみたら、やはりとてもいいサイトがあった。
クックパッド(http://cookpad.com/)や
goo グルメ&料理(http://gourmet.goo.ne.jp/)等は
とても参考になる。
本と違って、掲載されているレシピも膨大だし、縦横無尽に素材で検索をかけられる。食材辞典のような使い方さえできるみたいだ。そして、何より無料だ。

将人が帰省した時は、何か一品、一緒におかずを作るのを当面の目標にした。
先日はカレーを作ったので、今回の家庭学校は酢豚を作ってみた。

家庭学校はいつも盛りだくさんだが、3学期は特に文化祭の練習が加わるので時間がいくらあっても足りない。本当は豚肉を揚げるところから作ってみたいが、そこまでやるとなかなか取っつきにくくもある。今は簡単な物を数多く作って、料理を身近に感じるようにする事が大事だと思う。

そこで、今回は野菜を切って、レトルトの酢豚の素と一緒にフライパンで炒めるという手順で作った。タマネギのうす皮を一枚取った後、包丁でざくざくと大きめに切るのだが、切り方を教えてやると、タマネギが小さくなって来るにつれて持ち方を自分でいろいろと変えた。最近、こういう工夫が随所に見られ、頭を使って毎日生活しているなと実感する。

調理書に書いてあるとおり作ると、見事、立派な酢豚ができた。今回は鍋物など他にもおかずはあったのだが、自分の作った物によほど愛着があるのか、いつもはポン酢で鍋物を食べるのが大好きなのに、今日に限っては酢豚を真っ先に平らげた。

将人は食べる事はもとより、料理も大好きのようだ。次回は親子どんぶりを作ってみようと思う。

カレーの時も将人は嬉々としてじゃがいもを切っていたが、そういえば、光の村では食堂にリンゴと一緒に果物ナイフがいくつもテーブルに乗せてあった。昨年の体験入学の時、それを見てびっくりしたが、「みんな、リンゴは自分で剥くんですよ」と言われ、二度びっくりした。私はこれまで1回も自分でリンゴを剥いた事がなかったからだ。

今は普通に剥けるようになったので、将人にはまだ負けない。料理も一緒に極めて行こうと思う。



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生活/作業学習

2007年02月02日 | 生活・作業
光の村教育の三本柱は体育、生活/作業、言葉だが、家庭学校でもそれは同じことだ。家に帰るとみんな中休みでは、特にこの手の学習は後戻りしてしまう。だから、家でもやらせ続けることが重要で、学校からも休みのたびに念を押される。

体育、言葉の指導は親でもわかりやすく、家でもそれなりにできる。

だが、生活/作業というのはなかなか難しい。

というのも、こっちはちゃんと教わったことがなく、見よう見まねでやっているだけなので、「世間一般のやり方を果たして自分がしているのかどうか」極めて疑わしいからだ。「とにかくできればいいんだろ」式では学校のやり方と微妙に違った場合、将人がとても混乱する・・・。

自閉症の子はやり方をいったん教わると、ひたすら頑固にそれを踏襲する。融通も何もあったものではない・・・。ほとんどこだわりが一つ増えたようなものである。

(将来的には、その「こだわり」を仕事に結びつけられないかと模索している。それがもしできたら、こんな真面目な働き手はいないだろう。そのためにも、忍耐力育成は大事だ。)

だからこそ、学校から渡された手順書の確認が大事だ。

しかし、つい先日、衣服の畳み方を間違っていた事に気づいた。

入学以来、それなりに必死にやって来たつもりだが、あまりにやる事が多いためか、一応一番初めには手順書にも目を通したはずなのだが、もうすっかり忘れていた。服の畳み方を書いたものがあった事さえ認識していなかった。

今までは両袖をお腹の方に畳み込むように折り、胴体部分もそれに準じて前に折り畳んでいた。ところが、光の村では前に付けた名前がよく見えるように、背中側に畳む事になっていたのだ。

布団を畳む、衣服を着替え・脱いだものを畳む、簡単な食事を作る、配膳、リンゴの皮むき、姿勢を正して好き嫌いなく三角食べをする、下膳、皿洗い、掃除、靴の手洗い、下着の洗濯機洗い・脱水・干す・取り込んで畳む、等々、する事はたくさんあるが、あまりにも細かな事は手順書にも書いてない。

いろんな人のやり方がたとえそれぞれ違っていても、それなりに多くのやり方を見て学び、最後は自分流に何か一つ体得するというような、そんな健常児並みの学習を将人ができればいいのだが・・・。

仕方がないので、まず最初は将人に自由にやらせてみて、もう自分なりのやり方を頭に入れているのかどうか見極め、もしまだ教わっていないと思われれば、私のやり方を教える、という風にしている。

手始めに、帰省してくるたびに蝶結びを何回もしつこく練習している。靴ひもと浴衣の紐は自分で結べないと、締め具合の調節ができないからだ。はじめは緩くしか結べなかったが、前回からはずいぶんまともになってきた。

指が極端に不器用だったのが、学校の走り拭きや竹登りで鍛えられたのだろうか、ずいぶん動くようになって来ている事にうれしくなる。

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