将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

先生が好き

2007年05月09日 | 学校生活
新学期2回目の家庭学校が終わった。

前回からわずか10日たっただけだというのに、まるで別人のように落ち着いていた。更に、新しい先生方のお名前を挙げて聞くと、即座に、「好きです。」と答える。昨年はこの答えが返ってくるようになるまで約3ヶ月くらいかかったように思う。厳しいご指導をして欲しくて行かせているのだし、厳しい毎日をみんな過ごしているのはわかっているのに、それでも子供たちがすぐ慕い始める・・・。

これこそ寄宿制で昼夜を分かたず、本当の愛情を持って接していただいているからこその事だと思う。

それどころか、最近は家で何か気に入らないことがあると、「光の村、帰る!」とさえ言う。聞くところによると、他の子もそうらしい。

去年のことだが、入学したてで環境は激変するし、よほど辛かったのだろう。その子は8月の家庭訪問の時、担任の先生がはるばる2時間以上もかけて自宅に来て下さったのに、先生を家に入れず、最後まで会おうとしなかったそうだ。先生もさぞかし辛かったことだろう。どんなにか本人のやりたいようにさせて、好かれる方が気が楽だとお思いになったことだろう。

だが、その子も1年が過ぎる頃には、その先生を受け入れ、今では将人と同じように、何かあると、「光の村、帰る」と言うそうだ。

やはり、預けて良かった。自分の経験からしても、それはわかり過ぎるくらいわかっていたはずだが、障害があるとその判断がかすんだ・・・。

寂しくないと言えば、嘘になる。だが、この寂しさはうれし涙のあふれる、誇り高い寂しさだ。




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