将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

親子の老後

2008年07月16日 | 最終章
障害児をかかえ、今は何とか食いつないでいるが、おそらく自分自身、そのうち何かの病気にかかって障害を負い、その何年か後には最期を迎えることになると思う。

様々なケースが考えられると思うが、いずれのケースでもあまり前途は明るくない。よく言われる事だが、障害児を残して逝く事には、親として断腸の思いがある。世間様にも申し訳ない。

一方、Wikipedia(高知県高知市土佐市)によれば、高知県は坂本龍馬、吉田茂などの大人物を大勢輩出するお国柄だが、経済規模としては比較的小さな県で、高速道路が開通したのもそう昔の事ではないように聞く。JRの自動改札が始まったのは今年からだそうだ。ただ、それはとりもなおさず、いい意味での落ち着いた環境が残されているということだし、物価、特に不動産は関東と比べると、ずいぶん安い。

この二つを合わせれば、何が出てくるだろうか。考えた。

もし、自分が病気になり、障害を背負えば有料介護老人ホームか、特別養護老人ホームに行くことになるだろう。障害をおわない、まだ元気なうちに有料介護老人ホームに入るという道も十分あると思う。自分の資産(まだローンの残っている小さな家だけだが・・・。)と、年金でそれをまかなっていく事になると思う。

いっその事、光の村が土佐で有料介護老人ホームを経営して下さらないだろうか。太平洋の大海原を見ながら、気になって仕方がない子供の近くで老い、最期を迎えるというのも悪くない。

あるいは、新規参入が難しいなら、有料介護老人ホームを展開する企業グループと提携し、安い労働力の供給を条件に利益を合算処理、不採算部門の多い光の村側の赤字を相殺/会計処理する事は難しいだろうか。

関東の家は、東京スター銀行のリバースモーゲージで融資を受け、これを老後資金とし、家そのものは不動産価格の高い関東で賃貸に出して、物価の安い高知県の有料介護老人ホームに入る・・・。

突拍子もない、と言われそうだが・・・。そんな事を考える親は自分だけだろうか。
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