将人とともに together with Masato

For the parents in the world, whose children have autism.

自閉症者の障害者介護

2008年06月20日 | 就職
幼児も総じてそうですが、自閉症者は汚物に嫌悪感をあまり覚えない人が珍しくありません。

また、日給1000円ででも働ける所さえあれば、親にも本人にも心から喜ばれるという現状です。

家事もそうですが、介護の手順などは、ペアを組むリーダーの癖みたいなものもあって、慣れてくればくるほど、自分流でしたくなるものだそうです。

しかし、個別のこだわりはあるものの、自閉症者には「自分」というものが比較的少ないので、リーダーに合わせやすい人が多いように感じます。(もちろん、光の村式でそういう教育をしておいて頂ければの話ですが・・・。)

自尊心も少なく、人が毛嫌いするような事もしてくれます。

団体行動は苦手ですが、2人でペアを組んで1人の患者様の介護をするのなら、そんなに問題はないと思われます。いや、もしかして、お互いの性格さえ合えば、健常者以上の最高のペアも組めるかもしれません。

もちろん自閉症の重症度次第ですが、少なくとも光の村のどの生徒さんも健常者のリーダーさんと2人で、1人の患者様の肩と足を持って体を傾け着替えをしたり、おしめを取り替えたりする事に大きな難はないように感じます。ただ、精神的に不安定な時期等、困難な時も当然あるでしょうが・・・。しかし、それは患者さんの方もしばしばある事で、計画どおりに行かないのはお互いさまでしょう。


後天的ですが認知症という知的障害者だからこそ、自閉症という先天的知的障害に親しみを持って頂ける可能性さえあるかも知れません。

ご家族には、障害受容の1.否定 2.怒り 3.取引 4.鬱 5.受容という典型的5段階を時間をかけて通過する時間が相当必要かもしれませんか・・・。

追伸1 : ちなみに、ヘルパー資格には1級から3級まであり、座学の勉強、試験もあります。ただ、それらが必須なのは看護者1人1人が独立して介護する場合の話で、資格を持ったヘルパーさんの助手として、常にペアを組んで働く事を想定していません。

追伸2 : とても有り難いことに、いろんな人が情報を提供して下さいます。知的障害者を対象にしたヘルパー3級の資格があるのだそうです。


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