環境と体にやさしい生き方

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中国製ギョーザに農薬

2008年01月30日 | 食生活等
中国製ギョーザで10人中毒症状 農薬検出 千葉・兵庫(朝日新聞) - goo ニュース

今度は、中国製冷凍ギョーザから農薬が検出されました。グローバル化した世界では、至るところに危険が潜んでいます。

今回検出された農薬は、日本では農薬の登録がされていない有機リン系の「メタミドホス」のようです。手元にある 『農薬毒性の事典』によると、用途は、「殺虫剤。有機リン系の薬剤で、野菜等に適用される。」と書かれています。


農薬毒性の事典
植村 振作,辻 万千子,河村 宏
三省堂

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『農薬毒性の事典』は、農薬の全般的な説明と個々の農薬の用途・毒性・残留性等が書かれており、一家に一冊あってもいいのではないかと思います。


『農薬毒性の事典』によると、中国の研究では、オスのマウスへのメタミドホスの投与で、精子の運動性の減少や精子異常の増大が見られたそうです。また、妊娠したマウスへの投与で、仔の体や行動上の発達に影響が現れるとの報告もあるようです。

【残留性】(農薬毒性事典による)
 ADI 0.004mg/kg体重/日
 国産農産物に検出されるのは、農薬に使われたアセフェートの代謝物と思われる。


【参考】
ADI(一日摂取許容量): 人が一生涯にわたって毎日摂取し続けても、健康に影響をおよぼさないと判断される量

・ADI(mg/㎏/日)=NOEL(mg/㎏/日)×1/100(安全係数)

・人1日許容摂取量=ADI×体重(㎏)


現状では、中国国内で規制が強化されて危険な製品が生産されなくなることは、早々には期待できません。また、モニタリング検査の実施率は全輸入件数の3~5%程度ですので、これらの危険な製品が日本国内に入ってくる前に水際で完全にシャットアウトすることも不可能です。

安全の確認が難しいものは極力避ける努力が必要です。




当ブログの中国製品に関する過去の記事もぜひご覧ください。

中国製子供服からも危険物質発見

危ない中国製品の今後のゆくえは?

中国製品にひそむ健康リスク



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