大相撲九月場所千秋楽

大相撲秋場所は関脇・大の里の２度目の幕内最高優勝で幕を閉じた。

２大関にとっては、なんとも残念な場所となった。

琴櫻は序盤こそ白星を重ねたものの、終わってみれば８勝７敗という成績に終わった。

豊昇龍は序盤に黒星が多い、相撲内容が強引という悪癖が出て、優勝争いどころか千秋楽にやっと勝ち越すという結果に。

大の里は初日こそ危ない相撲だったけど、その後は強い相撲で両大関も撃破。１３勝２敗という好成績で優勝。内容も良かったねぇ。これで、来場所の大関昇進をほぼ確実とした。親方衆の話として稽古が足りないということをよく耳に目にするけど、しっかり稽古をして横綱を目指してほしい。

霧島は終盤まで優勝争いに絡み、１２勝３敗の好成績。大関復帰に向け、再スタートの場所となった感じ。

王鵬は両大関に勝つなど９勝をあげ、新三役の可能性も。場所ごとに強くなっている感じがするねぇ。

大ケガから復帰して幕内に戻ってきて２場所目の若隆景は１２勝３敗の好成績。序盤はまだ完全には戻ってきてないのかなぁと思ったけど、優勝した大の里に勝った相撲はすばらしい内容だった。来場所は番付を上位に戻してくるだろうし、ケガをしたヒザの状態も良くなってくるだろうし、非常に楽しみだ。

途中休場した貴景勝は、今場所限りで引退となった。今場所の相撲を見て、下半身がまったく動いてないなぁと思っていたけど、悪いのはやっぱり首だったのね。首の影響で稽古ができず、足も動いてなかったってことか。首が悪くちゃ頭で当たって突き放してを繰り返す貴景勝らしい相撲は取れないもんなぁ。４回の優勝は立派な成績。お疲れさまでした。

地元出身力士。

西幕下十五枚目の峰刃は３勝４敗と負け越し。千秋楽に勝って３勝目をあげ、大きく番付を下げることはなさそうだ。これで４勝３敗か３勝４敗の成績が連続９場所。なんとか、一皮むけてほしい。

西三段目五十三枚目の雷道は４勝３敗と勝ち越した。３勝１敗とした時は大勝ちも期待したけど、その後の連敗で４勝止まり。

東序二段二十八枚目の翔大夢は４勝３敗と勝ち越した。この位置で４勝だと三段目復帰は難しいのかな？