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今日は名古屋でも久しぶりの快晴で暖かかった。
植物園には冬にしてはたくさん人がいた。
早い春を見つけに来たのだろう。
ロウバイに続いて白梅、紅梅が咲き始めている。
清楚できりっとした花だ。
村治佳織さんの弾く「早春賦」が似合う風景だ。
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梅の美しさはその直線的な枝振りにある。
まっすぐにぴんと天を目指す。
枝には葉っぱが無くてただ花芽がつく。
桜もそうだが葉っぱは花のあとだ。
この時期の梅の独特のフォルムは潔くて好きだ。
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さて、温室に入ると別世界だ。
大きなアガベが巨大な花芽を屹立させていた。
もう2メートル以上ある。
大らかにもほどがある。
無数のイボイボから黄色い花をたくさん咲かせるのだろう。
梅を見た後なのであまりの大きさに笑ってしまった。
さて、見た目は違えど花の役割は同じだ。
実をつけて種を残し繁殖する。
そのために精一杯生きている過程の一部が開花だ。
だから美しくない訳がない。
どんな花にせよ。
小さな花びら一つにも生きる意志とエネルギーが満ちている。
嗚呼、ボタニカル!